【2024年版】建設業界とは?業種・職種から現状と課題、将来性まで解説【志望動機の例文あり】
建設業界の志望動機のポイントと例文
建設業界の志望動機で意識したいポイントと職種別の例文を紹介します。 ■建設業界の志望動機で意識したいポイント 建設業界ではスケールの大きな案件を手がけることが多く、華やかなイメージを抱く学生もいますが、その裏側では、地道な仕事を積み重ねています。 例えば、デベロッパーが都市の再開発を手がける際には、行政とやりとりしながら法的な基準をクリアするために緻密なリサーチを行ったり、近隣の住民から理解を得るための説明会を開催したり、各種工事を担う協力会社と綿密なスケジュール調整を行ったり、関係各所と地道にコミュニケーションしながら一つひとつクリアしていくことが求められます。 企業や職種によって担う部分は違っても、建設業界では安全性を守るための厳しい基準をクリアすることが求められ、地域・社会にも大きく影響するため、足元を固める地道な仕事の積み重ねが必須と言えます。 そうした部分にも目を向け、企業研究をしっかりと行うことが大事です。具体的な仕事内容をイメージした上で、「なぜその仕事がしたいのか」を明確にし、それを裏付けるエピソードまで伝えましょう。 ■文系・営業職の例文【ハウスメーカー志望】 暮らしを豊かにする住宅を届け、多くの人を幸せにしたいと考え、貴社(※面接など、口頭の場合は「御社」)を志望いたしました。 私は、小学生の時に新築住宅に引っ越した経験があり、家族みんなでワクワクする暮らしを実現する楽しさを味わいました。あの時の幸せな気持ちを多くの人にお届けしたいと思っています。貴社は、私が生まれ育った地域に密着した住宅造りを展開されているので、地域貢献したい思いもかなえることができると考えています。また、学生時代、アパレルの接客販売のアルバイトで、お客さまのニーズを引き出し、新しいコーディネートの提案をして喜んでいただくやりがいを味わったため、さまざまな提案ができる貴社の注文住宅事業に大きな魅力を感じました。 入社後は、アルバイトで培ったコミュニケーション力を生かし、お客さまの生活をより豊かにする提案をしながら、地域に貢献していきたいです。 ■理系・技術職の例文【ゼネコン志望】 貴社を志望したのは、多くの人に利用される大規模建造物の設計に携わりたいと考えたためです。 幼いころから大規模な建造物が好きで、大学では建築を学び、大規模商業施設を設計する課題などに取り組む経験をしてきました。設計の際には、さまざまな商業施設に出かけ、利用する人々を観察し、何が求められているのかをイメージすることを大事にしてきました。貴社は、居心地の良い空間づくりをコンセプトとする設計を大事にしているため、利用者の姿をイメージしながら設計課題に取り組んできた自分の思想にマッチしていると考えました。 入社後も、地道にフィールドワークを重ねた経験を生かし、利用者の層や利用目的に合わせた設計で、より快適な空間づくりに貢献していきたいと思います。 ■文理を問わない企画・開発職の例文【デベロッパー志望】 地域の人々の暮らしを大切にしながら、より豊かなまちづくりを手がけることができると考え、貴社を志望しました。 高校時代、私の住んでいた地域が再開発され、人々の暮らしが便利で豊かになる様子を目の当たりにしました。その一方、子どものころから慣れ親しんだ公園や並木道がなくなってしまい、「残すことはできなかったのだろうか」という寂しさも味わいました。都市開発の仕事に興味を抱いてデベロッパーの仕事を調べた際、貴社では何年にもわたって地域住民の方々と話し合う機会を持ち続け、みんなが最大限に納得できるように取り組んでいると知り、その姿勢に強く共感しました。私は学生時代を通じて地域のボランティア活動に参加し、地域のさまざまな人とコミュニケーションを取りながら活動を推進してきたので、多くの人とかかわるまちづくりの仕事に、身につけたコミュニケーション力を生かしていきたいと考えています。 貴社に入社した際は、地域の人々の思いも大切にしながら、誰もが豊かに暮らせるまちづくりに貢献していきたいです。