カラスから助けた猫は…? 定年後の人生が激変「お父さんと猫」の愛の物語、その後
猫が我が家に来て、幸せな時間が増えた!
年末年始、離れて住む親と会う人も多いだろう。SNSには、久々に会った親の姿に、「久々に見たせいか歳を取ったことを実感した」「以前よりも元気がなくて、心配になった」と心配する声も散見される。 【写真】黒猫るるちゃんとお父さんの心がほっこりする姿を歴代連続写真で! 「うちの父も仕事がやりがいだった人で、定年前に少し元気がなくなり心配していました。でも、“るる”が来たことで父の生活が大きく変わりました。しかも、父だけでなく、母にも変化があり、両親と同居する妹、さらには弟、そして自分にも様々な変化が生まれたのです。“るる”は我が家に元気とたくさんの幸せを送り込んでくれた天使のような存在かもしれません」と話すのは、X(旧Twitter)にお父さんと“るる”ちゃんの写真をポストする息子さん(@turi2018)だ。 るるちゃんとは、もうすぐ4歳になる黒猫の女の子だ。2021年3月、まだ寒さが残る時期に路上でカラスに襲われそうになっている子猫と出会ったお父さんは保護し、その後「るる」ちゃんと命名。るるちゃんとお父さんの日々は、SNSで話題を集め、2023年4月末には『親父と猫 定年後に待っていた猫ライフ 』というタイトルで書籍化もされた。 FRaUwebでも、お父さんとるるちゃんが出会ってから間もなくの2021年夏に記事にさせていただき、その後も年末には「お父さんとるるちゃんの近況報告」を公開している。るるちゃんを迎えてもうすぐ4年になるお父さんと家族の方々の変化をお父さんと息子さんに改めてお伝えする。
こんなに大きくなった「るるちゃん」
「今更ですが、本当にあのとき、カラスがつつき始めた子猫を父がよくぞ助けてくれた、としみじみ思うのです。父が助けただけでなく、母の受け入れた気持ちも含めてすべてが、必然というか、我が家にとって運命であったと思うのです」と息子さん。 仕事の昼休み中に、瀕死の猫と出会って、放置することをせずに懐に入れて救助をしたお父さん。そして、先代の猫を看取り悲しい経験をしたことから、子猫を連れて帰ってきたお父さんに最初、厳しい態度だったお母さんだったが、最終的には子猫を受け入れた。 保護された子猫は、動物病院に連れていくと思った以上に衰弱していて、「もう少し保護するのが遅かったら助からなかったかもしれない」と言われた。