高血圧を避け、血液サラサラに! 血管が大喜びする7つの食品
日々の食事が血管年齢を若返らせる
ー タウリンを含む魚介類 「タウリン(アミノエチルスルホン酸)」には、上がった血圧を下げる効果があります。また、飽和脂肪酸が血管の健康に悪い理由に、LDL(悪玉)コレステロールが高血圧や動脈硬化を促進することが挙げられます。タウリンはLDLコレステロールを減らし、HDL(善玉)コレステロールを増やす効果もあるのです。イカやタコ、カキ、ホタテ、エビ、カニなどに豊富に含まれています。 ー DHA、EPAを含む青魚 青魚は血管にも効果的です。シラスの項目でDHAの効果について触れましたが、同じオメガ3脂肪酸のEPAも、血圧を下げる効果があり、心筋梗塞などの病気のリスクも低下します。 ー カリウムを含む食材 高血圧を回避するには、塩分過多にならない食事をすることが何より大切ですが、とりすぎている場合は、カリウムを摂取することである程度は排出可能です。塩気の強い食品を好む方は、ほうれん草やバナナ、大豆など、カリウムが豊富で、その他の健康効果も期待できる野菜や果物を意識的に摂取してください。 ー カテキンを含むお茶 緑茶や黒茶に含まれるカテキンは、血管に非常によいポリフェノールです。血管の拡張などによって血圧を下げる効果、炎症を抑えて血管のダメージを防いで動脈硬化を防ぐ効果、血管内皮細胞を酸化ストレスから守る抗酸化作用など、多くの健康効果が期待できます。 脳や心臓は言うまでもなく、人体のありとあらゆる箇所に張り巡らされている血管を守ることは、健康の基礎を守るようなものです。今は、糖質や動物性脂肪が身近になりすぎたことで、乱れた生活を送っていれば、30代でも動脈硬化になり得る時代です。 一方で、実年齢よりも血管年齢が若い人もたくさんいますし、今よりも血管年齢を若返らせることも決して不可能ではありません。ぜひ、適切な食事と、質のよい睡眠や適度な運動で、しなやかで丈夫な血管を手に入れましょう。 『結局、何を食べればいいのか?』 世界最先端の論文や膨大な量の書籍から得られた知見、知識をまとめ上げ、わかりやすく実践しやすいメソッドに落とし込んで紹介。腸、肝臓、腎臓、脳、血管、そして細胞までも若返らせる究極の食事術とは。手間をかけずに健康的な食事をしたい。そんな願いをかなえるための1冊。
TEXT=本要約チャンネル