【J3プレビュー】最終節は大混戦の4位争いに注目!松本が逃げ切るか、FC大阪や福島の逆転はあるか | Jリーグ
【J3リーグ・プレビュー】明治安田J3リーグは11月24日にかけて第38節が一斉開催。今節の見どころを紹介する。
今季も最後まで目が離せない大混戦を繰り広げたJ3リーグが今週末で幕を閉じる。 首位の大宮アルディージャと2位のFC今治が自動昇格を勝ち取った中、前節の結果を受けて、カターレ富山、松本山雅FC、FC大阪の3チームがJ2昇格プレーオフへの出場権を獲得。6位の福島ユナイテッドFCも7位のギラヴァンツ北九州と勝ち点3差ではあるものの、得失点差で大きく上回っているため、プレーオフ出場が決定的という状況の中で最終節を迎えることになった。下位争いでは、最下位のいわてグルージャ盛岡がJFLを制した栃木シティと入れ替わる形で来季はJFLへ降格。19位のY.S.C.C.横浜がJFL2位の高知ユナイテッドSCとの入れ替え戦に臨むことが決まっている。 最終節の見どころは、リーグ戦終了後にJ2昇格プレーオフへ臨むチームの順位争いだ。プレーオフ1回戦をホームで戦う権利を得られるのは上位2チーム。すでに富山は3位が確定しているが、4位は松本とFC大阪が同勝ち点で並び、そこから福島が勝ち点1差と大混戦。そのアドバンテージを掴むのはどこのチームになるかが最終節の見どころになる。 24日、14時より一斉開催となる最終節は、松本がアスルクラロ沼津と、FC大阪がヴァンラーレ八戸と、福島ユナイテッドFCがいわてグルージャ盛岡とそれぞれ敵地で対戦する。それぞれ最終節を勝ち切ることはできるか。 松本は、シーズン最終盤に怒涛の4連勝を飾り、プレーオフ進出を逆転で掴み取った勢いがある。最終節でリーグ戦での連勝を「5」に伸ばし、プレーオフに向けて弾みをつけたい。昨季シーズンダブルを喫した沼津には、6月に行われた前回対戦で4-0という大勝でリベンジに成功。その再現を期待したい一戦となる。注目は、リーグ最多10アシストをマークしている菊井悠介だ。この連勝中に3ゴール2アシストと数多くのゴールに絡み、プレーオフへ導いた10番が最終節でもゴールを演出し、J3アシスト王に輝くことはできるか。 FC大阪は、2試合連続クリーンシートで連勝中。首位の大宮と並ぶリーグ最少失点タイの記録を維持しており、最終節も無失点にこだわりたいところだ。また前節は、JFL時代からこのクラブに在籍してきた坂本修佑が決勝点をマークし、プレーオフ進出を決める活躍を見せたことでチーム全体としてもプレーオフに向けて勢いづいている。その勢いを落とさないためにも3連勝でシーズンをフィニッシュできるか注目だ。 福島は前節、沼津との直接対決を逆転勝ちで制して6位を死守。連勝という形で悲願のJ2への意地を見せた。油断はできないものの、引き分け以上で確実にプレーオフを掴み取れる。まずはしっかりと勝ち切って、プレーオフ進出を確約させることが最終節のミッションとなる。前回対戦では、9ゴールを奪う大勝を収めてJ3の1試合最多ゴール記録を更新。その試合でハットトリックの活躍を見せた塩浜遼は、ここまで14得点をマークしてブレイクを果たした一人。直近2試合はゴールから遠ざかっているが、最終節ではチームをプレーオフへ導くゴールが期待される。 その他、首位の大宮はホーム最終戦で3位富山を迎え撃つカードなど、注目カードは目白押し。最終節を迎えるJ3リーグに注目だ。