【RIZIN】朝倉未来と平本蓮、再戦のドーピング検査に榊原CEO言及「厳しい一歩踏み込んだ形で」
12月31日(火)さいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント『RIZIN.49』の大会総括を榊原信行CEOが行った。 大会のオープニングでは、5月4日(日)東京ドームでの朝倉未来と平本蓮の再戦が電撃発表された。2人の再戦を榊原CEOが改めて説明し、ドーピング検査も厳しく行うと強調した。 【フォト&動画】朝倉と平本が握手を交わす! 両者は今年7月の『超RIZIN.3』で対戦し、平本が1R TKO勝利を飾った。しかし試合後、平本のドーピング疑惑が浮上。RIZINはのちにドーピング“陰性”の結果を発表したが、格闘技界に大きな波紋を広げる形となった。 榊原CEOは2人の再戦に関して「(前回の試合後)色んな事件が世の中に賛否含めて色々渦巻いてしまったんで、僕の中では本当にこのモヤモヤ感も含めて再戦するしかないんじゃないかなっていう。世間で騒がれてる中でドーピングの結果が出るのを待ってる時から、これは再戦をするしかないんじゃないかなって思ってました」とコメント。 続けて、交渉については「未来は再戦したいという気持ちを持ってましたし、ファンからも相当そういう声が届いてた。僕の方からの再戦をするべきじゃないかってことに対しては、そういう機運が高まって求められるんだったら僕はやりますよと気持ちを伝えてくれて、それを蓮にはそのまま伝えた感じです。蓮も望むところということで」と難航することなく進んだという。 「いずれにしてもドーピング問題でケチがついた話なんで、きちっとドーピング検査の結果を事前に。(検査は)お互いいつでも良いって言ってますから、それは白黒をつけた上で、公明正大なモヤモヤ感のない形で進めたい」と事前にきちんと検査した上で進めるという。 今回のドラッグテストは、今までと違う形になるという。「今回からドーピングのポリシーを変えましたので、厳しい一歩踏み込んだ形でのドーピングのポリシーが決まった。これは未来と蓮の試合のみに関わらず、普段の試合もさらに厳しくなる。それに準じてきちっとドーピングチェックをして、大会当日ということではなくて、未来と蓮に関しては、かなり早いタイミングで何回かに分けるのか、その辺をまたドクター陣とも話して事前に明確にしておきたい。それは両選手とも了解をとってます」と複数回の可能性も含め、厳しい検査が行われることを強調した。 また、大会は『THE MATCH 2』として行われる。RIZINではない大会名にした理由を聞かれ、「THE MATCHって2022年に天心と武尊でつけさせていただいたタイトルなんですけど、これはTHE MATCHに相応しいかなと思ったんですね。僕らの勝手なこだわりかもしれませんけど、東京ドームで1つ際立ったカード、THE MATCHって言えるカードがあって、アンダーカードが並んでくる。そういう世界観でRIZINとは別線で、2022年の幻想を引きずりながら格闘技界のお祭りをもう1回作れたらいいなと思った次第です」と説明。 22年の『THE MATCH』はキックの大会となったが、「まだこれからですけど、今回はキックに限定するってことはもちろん考えてない、かと言って全部MMAにするってことでもないかなと思ってます。今日の(雷神)番外地の出来高も含めて、そういうところから繋げてくことも考えられますし、RIZINという世界でのタイトルマッチとかグランプリの勝った負けたっていうことじゃない、少し垣根を越えてルールも超えて、アンダーカードにもインパクトのあるカードを並べたい」と多種多様なカードを組みたいとした。