台湾経済、7~9月は予想上回る3.97%成長-AI関連需要続く
(ブルームバーグ): 台湾経済の7-9月(第3四半期)は予想を上回る成長となった。人工知能(AI)ブームが続き、台湾で製造される半導体に対し依然として高い需要があることが示唆された。
行政院主計総処(統計局などに相当)が31日発表した7-9月の域内総生産(GDP)は前年同期比3.97%増。ブルームバーグがエコノミストを対象に実施した調査では3.4%増(中央値)と見込まれていた。
台湾企業が製造する半導体やサーバーは、AIの進化に不可欠だとして世界的な需要が続いている。
半導体の受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)は10月中旬、7-9月の純利益がアナリスト予想を上回ったと発表。2024年の売上高伸び率見通しを引き上げると、同社の株価は上場来高値を更新し、世界的な半導体需要やAIハードウエアブームの持続力を巡る懸念を和らげた。
原題:Taiwan’s Economy Expands More Than Expected in Third Quarter
--取材協力:林妙容.
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Yian Lee, Chien-Hua Wan