青学大、ドラ1コンビがライバル心 神宮大会優勝報告会
第55回明治神宮野球大会で初優勝を飾った青学大が6日、同大青山キャンパスで優勝報告会を開催した。10月24日のドラフト会議で広島から1位指名を受けた佐々木泰内野手(4年)は、「今年のチームで(4冠を)達成できてうれしい」と思いの丈を語った。 今季は春、秋のリーグ戦、6月の全日本大学野球選手権も制し、2008年の東洋大以来、史上5校目の大学4冠を達成。佐々木は神宮大会初戦の11月22日、福岡大戦で左肩を脱臼し、離脱。その後の試合はベンチでチームを鼓舞し、主将の役割を果たしたが、「最後やり切れなかった悔しさを糧にプロでも頑張りたい」と吐露した。 ロッテから1位指名を受けた西川史礁(みしょう)外野手(4年)とはプロでしのぎを削る。「西川よりも1本でも多く本塁打を打てれば」と佐々木が口にすれば、西川も「自分も1本でも多く、本塁打でも安打でも(佐々木より)打てれば」と呼応。良き仲間からライバルへ。青学大のドラ1コンビがプロでも躍動する。(児嶋基)