リニア問題いつまで続く…川勝後継静岡知事「前任がひどすぎて普通に話すだけで評判上がる」公約即撤回の暗雲
川勝が喧嘩を売りまくった隣県知事とも関係良好
「関係する沿線の皆様とコミュニケーションを密にして連携していくことは大事であるので、そこはやっていきたい。幸いなことに、神奈川県の黒岩知事とも、山梨県の長崎知事とも、愛知県の大村知事とも昔から非常に昵懇であるので、良いコミュニケーションは取れる」 という点、要するに、1日も早いリニア開通を切望する隣接県との関係性を強調している。鈴木知事が山梨県の政策顧問だった点を考えれば、職員レクを踏まえて、どこかの時点でリニア工事はGOサインになるような態度を、現時点ではとっているということになる。 知事選挙前の過去発言でも、リニアに前向きな姿勢を示し続けている。 「リニアの計画は浜松市にとって有益だ」との考えを述べた。リニアの開業により浜松駅に停車する東海道新幹線の『ひかり』などが増発され、東京や大阪へのアクセスが良くなることに期待しているという」(2020年6月29日、日本経済新聞) 「天竜区の水窪など浜松市北部に住む人は、三遠南信自動車道が開通すれば、リニアの新駅ができる長野県の飯田からリニアに乗った方が浜松の中心部まで来て東海道新幹線に乗るより早く東京に行ける。交通の選択肢が増えることはいいことだ」/「焦点になっている大井川の水問題については、JR東海が持つデータをしっかり示し、流域住民が納得するよう誠意を持って対応すべきだ。その上で、不測の事態が起きたらJR東海が全て無期限で責任をとる契約を結ぶのがいい。もちろんそうした問題は起こってはいけないが、将来を100%見通すことはできない。そこが最後の落としどころではないか」(2020年7月17日、日本経済新聞)
鈴木氏は日本で初めて増税をしないことを誓っていた知事
これだけの状況証拠があれば、鈴木知事のリニアへの前向きな姿勢を私は信じていいのではないかと思われる。 鈴木知事は、選挙中に日本財政改革協議会に対して、均衡財政(支出が収入を上回ることのないような県の財政運営)を4年間で実現すること、そして増税をしないことを誓った日本で初めての知事ということにも、私は大きな期待をしている。 政治家はいい加減なもので、選挙では補助金や減税などバラ色の公約をしておいて、選挙後には国民負担を増やすというのが、常だ。民主主義で多数派を占めるにあたって多少のバラマキは必要であろうが、全体としては「国民負担を増やさないこと」を約束をして、バラマキの財源は国民負担以外から捻出してほしいところだ。これは、自民党も、公明党も、立憲民主党も、維新も公約にきちんと明記すべきだろう。
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