「大物の相がある」新潟2歳S参戦の“九州産馬”に軽視は禁物!
元厩務員の経歴を持つ敏腕記者・スポーツニッポン田井秀一氏が19日、netkeibaTV『前走から一変! 好調馬体チョイス』に出演。25日(日)に新潟競馬場で行われる新潟2歳ステークス(2歳・GIII・芝1600m)出走馬の中から、馬体・状態が大きく変わってきた好走期待馬について解説した。 【写真】ケイテンアイジンこれまでの軌跡 田井氏は複数頭の馬をピックアップしたが、九州産馬のケイテンアイジン(牡2、栗東・谷潔厩舎)を「大物の相がある」と真っ先に挙げた。「メンバーレベルや走破時計は決して威張れるものではありませんが……」と前置きしつつ、明らかに忙しかった芝1200m戦の連勝を評価。「特にひまわり賞は10馬身近い出遅れを巻き返すなど、九州産馬の中でずば抜けた身体能力を示した」とし、九州産馬限定戦では無くなるが、「馬体のスケール感ではまったく見劣りません」と力を込めた。 「良く映りやすい青毛であることを差し引いても、上腕三頭筋、臀部の筋肉は高品質で2歳馬離れした立体感を誇ります」と絶賛。すでに2回実戦を経験している点もポイントに挙げ、「皮膚が洗練され、あばらが薄らと浮かび上がるほどにしっかり仕上がっている」と状態面からも太鼓判を押した。近年はイロゴトシやヨカヨカが活躍。「九州産というだけで軽視するのは極めて時代遅れで危険だと断言できます」とまとめた。