コンテンツ+ECで売上を伸ばす「メディアEC」とは? メリット+成功事例を解説
メディアECの活用事例「かわしま屋」
今回紹介するのは、オーガニック、無農薬、無添加の玄米、三年番茶、梅干し、三年味噌、化粧品などを販売している「かわしま屋」さんです。
「かわしま屋」さんは「カラーミーショップ大賞2023」で大賞を受賞したショップで、受賞理由のなかには、メディアECとして独自のコンテンツを発信している点が含まれ、評価されました。メディアECをうまく取り入れ、ショップの成長に生かしたい人にとって非常に参考になるでしょう。 今回は「かわしま屋」さんのECサイトで参考になるポイントを3つ紹介します。 ■ (1) 魅力を伝えるためにこだわった商品ページ まず紹介したいのが、商品ページへのこだわりです。1つの商品を紹介するために、写真・動画、ユーザーのレビュー、Q&Aと多くの情報を掲載しています。商品ページでありながら商品紹介にとどまらず、記事コンテンツと呼べるほどの情報量は圧巻です。
商品ページに十分な情報を掲載することは、代表の河島さんが1人で商品ページを作っていた創業時から心がけていたそうです。
また、取り扱う商品によってはテキストでは伝えきれない部分もあるため、動画を撮影し商品ページに載せるなど、「商品の魅力をお客さまに伝えるにはどうすればいいのか?」を常に考え、コンテンツを作成しているそうです。
現在はマーケティング的な役割を担う「コンテンツチーム」の約10人のメンバーが商品ページの構成・制作、コラム記事の執筆を担当しているとのこと。商品が増えている今も一貫して、商品ページを1つひとつ丁寧に作りこんでいます。 商品の魅力を伝えるためのこだわりは、ECサイト運営者ならぜひ参考にしたいポイントです。 ■ (2) 信頼性のあるコンテンツ発信と体制
自社ECサイト内で運営しているWebメディア「Food for Well-being」では、商品を使ったレシピを中心に味噌、玄米、麹など、ユーザーの関心の高い食品に関する知識をコラムとして掲載しています。