【1万件の実例から学ぶ】片づかない本当の理由は「捨てない」こと
● 雑貨を捨てると、不思議なほど一気に片づく 部屋を見渡すと、「こまごましたモノ」があちこちにある、なんなら家じゅう「こまごましたモノ」雑貨だらけという驚きの事実に気づくはずです。 自分が本当に大事にしているものやお気に入りのものは、だいたいの数は把握しています。 「隣の部屋のクローゼットにあります」とか「本棚にあるマンガは500冊くらい」など。 具体的に「何が」「どのくらい」あると答えられるものは、「こまごま」(雑貨)とは言いません。 雑貨の中でも好きで集めてたコーヒーカップは、「何が」「どのくらい」あるか言えるでしょう。これは「こまごま」ではありません。 なんだかぼんやりとした存在の「こまごましたモノ」。1万軒以上のお宅を片づけてきた経験から、雑貨類はもう(全部)処分しちゃってもいいのかなって思います。 とはいえ「こまごましたモノ」、例えばよくわからない小さな置物を1個捨てたとしても、部屋の状態は何も変わりません。それゆえ、見逃されがちです。 ですが「こまごましたモノ」、つまり雑貨を捨てられるようになれば、たいていのモノは捨てられるようになります。これは本当に不思議ですが、毎回現場で起こる、片づけのミラクルです。 「衣類断捨離」「家具断捨離」といった言葉はよく聞きますが、「雑貨断捨離」は聞いたことがありません。意外とみなさん、雑貨の処分に手こずっているようです。 「こまごましたモノ」はとりあえずいったん捨ててみる。 ぜひやっていただき、「雑貨を捨てると部屋が一気に片づく」を実感していただきたいです。
二見文直