「ガソリンスタンド」の店員は「給油」以外にどんな仕事をしているの? また「アルバイト」から「正社員」になることはできる?
ガソリンスタンドのスタッフは、給油だけでなく車のメンテナンスや顧客対応など多岐にわたる業務を担っています。アルバイトから正社員への昇進も可能なケースがあるため、車が好きな方などには魅力を感じることもあるかもしれません。 今回は、ガソリンスタンドスタッフの仕事内容と、メリットやデメリットについて解説します。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
ガソリンスタンドスタッフってどんな仕事?
ガソリンスタンドの業務でイメージされるのは車の給油ですが、担当する業務内容はそれだけではありません。ここでは、ガソリンスタンドスタッフの仕事内容やキャリアについて解説します。 ■主な業務内容 ガソリンスタンドの主な業務内容は、以下の通りです。 ・給油 ・灯油の販売 ・エリアのゴミ捨ておよび清掃 ・接客 ・タイヤの空気圧やエンジンオイルを始めとしたメンテナンスチェック ・車の誘導 ・タイヤやワイパーブレードといった備品の交換 ・窓拭き ・灰皿のゴミ捨て ・車への潤滑油の塗布 ・軽微な修理 ガソリンスタンドスタッフは給油だけでなく、接客や清掃などサービス業に近い業務内容を多く担当するようです。また、正社員で店長やマネージャーといった管理職に就くと、売上の確認やスタッフの勤怠管理といった業務も必要になるでしょう。単純作業以外の業務が多いため、一定のコミュニケーション能力や体力が求められる可能性があります。 ■年収 ガソリンスタンドのスタッフの年収は、勤務する地域やスタンドの規模、雇用形態によって異なる可能性があります。一般的にアルバイトやパートの場合は時給制がほとんどで、時給は1000円台が多いようです。一方で、厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagによると、正社員の場合、年収は平均で361万円とされています。 ■キャリア ガソリンスタンドのスタッフとしてのキャリアは、店舗で昇進を重ねてマネージャーのポジションを目指すのが一般的なようです。 アルバイトから正社員として採用されることも珍しくないため、本格的に業界で働くなら、自動車整備士や危険物取扱者の資格を取っておくとよいでしょう。専門の資格を持っていると業務の幅が広がるため、キャリアアップを目指すうえで有利になる可能性があります。 また、経験を通じて自動車整備や中古車販売店など、ほかの自動車業界への道もひらける可能性があるため、車に興味がある方ならガソリンスタンドからキャリアを形成するのもよいでしょう。