食べ盛りの息子(中1・中3・高2)がいる5人家族です。特別贅沢はしていませんが食費に「月12万」はかかりすぎでしょうか?
毎月かかる食費は家庭によって異なりますが「うちはほかの家庭に比べてかかりすぎているのではないか?」と心配になる場合もあるでしょう。 特に、食べ盛りの子どもがいる家庭では食費が高額になりやすいため「特にぜいたくしていないのに食費が月10万を超えてしまう」ということもあるかもしれません。 本記事では、5人家族の食費の平均をご紹介するとともに、食べ盛りの男の子が3人いる家庭で「食費12万円」は高すぎるのかということについて、食費を抑えるポイントも含めてご紹介します。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
5人家族の食費の平均はいくらぐらい?
総務省統計局の「家計調査(家計収支編)二人以上の世帯(2023年)」によると、5人世帯の1ヶ月の合計支出は34万1971円で、うち食費の合計は10万1806円となっています。食費の内訳は表1の通りです。
※総務省統計局「家計調査(家計収支編)二人以上の世帯(2023年)表番号3-1」を基に筆者作成 食費の中でも特に「肉類」「菓子類」「調理食品」「外食」の出費が多いことが分かります。ただし、上記の金額はあくまでも平均値なので、これより食費が多くかかっている家庭もあるでしょう。
「食費月12万」は高すぎる?
食費は年々増加傾向にあるようです。理由としては、物価の高騰や円安の影響などが考えられるでしょう。また、同じ「5人家族」でも、子どもの性別や年齢などが食費に影響してくる場合もあるかもしれません。 今回の事例では「中1・中3・高2の息子がいる家庭」ということなので、食べ盛りの年齢の男の子が3人いる5人家族だと食費が平均より高くなることは十分あり得るでしょう。特別ぜいたくをしていなくても、食費が月12万円程度になることもあるかもしれません。 また、食費が特別かかっているかどうかが判断できる指標の一つとして、消費支出に占める食費の割合であるエンゲル係数も挙げられます。エンゲル係数は「食料費÷消費支出×100」で求めることが可能です。 2023年の家計調査によると、5人家族のエンゲル係数の平均は約29.8%ということです。この年における5人世帯の1ヶ月あたりの消費支出は34万1971円なので、食費12万円だとエンゲル係数は約35%となり、平均より少し高めになります。自分の家のエンゲル係数が平均より高いかどうか確認してみるといいでしょう。