お金が貯まる人は何が違うのか 元メガバンク支店長が教える金持ちが“スマホの情報”ばかりに頼らないワケ
物価高が続き、給料も上がらず、なんとなく生活が苦しい時代。長生きリスクが心配でこの先、お金に困らない生活を送るには……。お金に関する「教えて!」を解決する短期連載。第4回のテーマは「お金が貯まらない人と、貯まっている人は何が違うの?」。元メガバンク支店長でお金の専門家・菅井敏之さんに、バブル時代に青春を謳歌した筆者(バブル女子)が聞きます。教えて、菅井さん! 一生お宝になるかも!?【大型の高配当株30銘柄】はこちら! ――これまでの3回の連載で、資産活用のキホンや、銀行との付き合い方、不動産投資の原則などを伺ってきました。お金が貯まる人と貯まらない人は何が違うのでしょう。 菅井:知識と情報量の差ではないでしょうか。 ■実際に人に会う ――うーん。 菅井:厳しい言い方かもしれませんが、お金が貯まらないという人はお金に対する知識投資やマインドが「怠慢」になっているんです。仕事の面では優秀な人でも、お金に対しては驚くほど無知で簡単に人に騙されてしまう人が実に多い。お金が貯まる人は常に新しい情報や知識をアップデートし、スマホばかりに頼らず、実際に人に会ってためらわずに聞いています。 ――でもどうやって、どんな人に聞いたらいいのかわかりません。 菅井:株でも不動産でも「やっている人」に聞くこと。聞く人を間違えないことです。失敗談も含めて体験談を話してくれる人に聞きましょう。相談できるメンターの存在は大きいです。ひとつ質問です。お金の話をする人としない人。どちらのタイプが、お金が貯まりやすい人だと思いますか。
――そりゃあ、しない人でしょう。金持ちはこっそりと……。 菅井:私はそうは思わないんです。株や不動産などお金に関する悩みや課題を友達限定のフェイスブックなどで公表すると、いろんな情報をくれたり協力してくれたりします。お金持ちになるって一人だけの力では無理です。どれだけ人の助けを得られるか。ご縁が得られるか。自分さえ良ければ、という人にはお金も人も寄ってきません。お金と情報は人が運んでくれるものです。 ■お金に換える能力 ――周囲のお金持ちの友人の顔が浮かびました。そうやって刺激が増えたら、「私のこのお金、どうやったら増やせるかな」といつも考える癖がついていくような気がします。 菅井:私は、どんな人にもお金をマネタイズできる能力があると思っています。それに気づいてほしいと思っています。 ――マネタイズ能力とは? 菅井:自分が提供できる価値をお金に換える能力のことです。ところで何でも質問しますね。