大谷、MVP最終候補に 受賞なら2年連続3度目―米大リーグ
【ロサンゼルス時事】米大リーグの今季最優秀選手(MVP)最終候補が11日に発表され、ドジャースの大谷翔平選手がナ・リーグの候補3人に入った。 【データで比較】大谷翔平・松井秀喜・イチローの通算本塁打数年別推移 受賞者は21日(日本時間22日)に発表予定で、大谷の受賞が有力視されている。 大谷が最終候補に残るのは4年連続。ア・リーグのエンゼルス在籍だった2021年と23年にともに満票でMVPに選ばれており、今回受賞すれば2年連続3度目。3度受賞はエンゼルスのマイク・トラウトに並んで現役最多となる。 両リーグでMVPになれば、1960年代にレッズとオリオールズで受賞したフランク・ロビンソン以来2人目。異なるリーグで2年連続なら史上初の快挙となる。指名打者専任での受賞も大リーグ初になる。 ドジャース移籍1年目の大谷は54本塁打、130打点でリーグ2冠。54本、59盗塁をマークし、メジャー史上初のシーズン「50―50」を達成した。 他の候補はメッツのフランシスコ・リンドー内野手とダイヤモンドバックスのケーテル・マルテ内野手。投票は全米野球記者協会の記者30人によって行われ、ポストシーズン開幕前に締め切られた。 アのMVPはヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手らが候補入り。15勝を挙げたカブスの今永昇太投手は、ナの最優秀新人(新人王)やサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)の最終候補に入らなかった。