変わるクリスマスケーキ!定番の “いちご” から人気の “クリームだけ” ボリュームたっぷりアップルパイも…ケーキ店の涙ぐましい “試行錯誤”
チューリップテレビ
クリスマスまで2週間を切りました。食品など値上げが相次ぐ中、クリスマス用ケーキも値上げの影響が。そんななか消費者の買え控えを防ごうとケーキ店は創意工夫を凝らしています。 【写真を見る】変わるクリスマスケーキ!定番の “いちご” から人気の “クリームだけ” ボリュームたっぷりアップルパイも…ケーキ店の涙ぐましい “試行錯誤” クリスマス仕様にデコレーションされたケーキ。クリスマス商戦も本格化するなかケーキにも物価高の波が直撃しています。 大手コンビニエンスストアや百貨店など100社を対象とした調査では、クリスマスケーキの価格は年々上昇しています。今年はホール型5号の価格が平均4561円と3年前よりおよそ700円上がっています。 価格高騰の原因のひとつとなっているのが… 嘉藤奈緒子アナウンサー 「こちらのいちご農園。例年であれば今の時期、(いちごの)実が大きくなり赤く色づいているということですが、今年はご覧の通り。まだほとんどが色づき始めていない状況です」 広さ30アールの敷地に「紅ほっぺ」や「やよいひめ」など5品種のいちごを栽培している富山県小矢部市の宇川農産です。 クリスマスシーズンはケーキ用に使われることで、年間を通じて最も出荷が多くなる時期だといいます。しかし今年は例年よりも1~2週間ほど生育が遅くなっています。 宇川農産 宇川純矢代表 「植える時期に苗が高温にあっている状態のものを植えたもので、花芽が全体的に遅れているという形で、まだ赤いものが本当に少ない状態ですね」 ■カフェメニュー価格は据え置きでがんばる… 10月以降、光合成に大切な晴れの日が少なかったことも生育の遅れに拍車をかけています。 中でも… 宇川農産 宇川純矢代表 「一番影響があったのが、パールホワイトっていう白いいちごがなる木なのですが、苗がかなり悪くて炭疽病が多発して、植え替えたというところで」 夏の高温多湿の環境によって病気が発生し枯れてしまった苗を植え替えたためいちごができるまではまだまだ時間がかかります。 宇川農産 宇川純矢代表 「クリスマスも微妙なところ、うちはですけれど。本当に例年の1割、2割ぐらいしか出せないんじゃないかなと思います」
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