K-1の女王として長く王座に君臨したKANAがONE参戦を発表した

　2024年9月7日(土)米国デンバー州のボールアリーナにて開催された『ONE 168: Denver』のU-NEXT番組内で、元K-1女王KANAの参戦が発表された。 【写真】女子離れした攻撃力でKOを量産してきたKANA 　KANAは小学生で空手を始め、高校・大学時代には陸上でも活躍。大学卒業後にK-1ジム三軒茶屋シルバーウルフの門を叩き、2015年9月にプロデビュー。第2代・第4代Krush女子フライ級王座に就き、2018年3月にK-1デビューを果たす。2019年12月に「初代女子フライ級王座決定トーナメント」で優勝して初代王座に就いた。 　2020年11月、壽美にvs.日本人初黒星を喫し、その後は怪我の治療で長期欠場を余儀なくされたが、2022年2月に復帰。6月のスーリ・マンフレディ戦から外国人を相手に4連続KOをマークし、3度の防衛に成功。2023年12月、4度目の防衛戦でアントニア・プリフティに判定で敗れ王座を失った。2024年8月にK-1との契約満了を発表。戦績は22勝（11KO）4敗。 　出演したKANAは「今日からONE ChampionshipアスリートのKANAです。新しい舞台に挑戦するという新鮮な気持ちで凄く楽しみです。ワクワクします。やっぱり自分がキックボクシング人生で戦いたい相手がONE Championshipにいて。自分の中で集大成として最後どこまでいけるか挑戦してみたいと思うので、ONEでベルトを負けるように頑張っていきたいと思います。新しい舞台で新たにスタートということでゼロから作り直して挑戦したいと思うので、まずは初戦しっかり勝てるように準備していきたいと思います」と意気込み。 　解説を務めていた野杁正明は「僕も武尊くんに続いて参戦させてもらって。同じK-1で戦ってきたKANAちゃんも一緒に戦えることで僕自身も嬉しいですし、みんなでベルトを獲りたいと思います」と語った。 　KANAは以前より、ONEに参戦しているアニッサ・メクセン（フランス/アルジェリア）との対戦を熱望していた。今回の参戦で実現するかが注目される。