【絶好の足車】出会いは突然に「VW パサート(B6)」速い、旨い、安いクルマみーつけた
なぜPASSAT(パサート)?
すると、ほどなくしてまた悪魔のささやきが入ります。「今度はガレージに入るとってもいいクルマが出てきたから確認して!」もちろん、一つ返事で「確認させていただきます!」とお答えして、週末に実車を見に行かせていただきました。
そのクルマは「フォルクスワーゲン パサート(B6)」という2008年登録のセダンで、「ゴルフ2」、「サンタナ」2台と「アウディ80」2台を乗り継いだ経験のある筆者としてはなじみ深く、しばらくVWを所有しなかったので興味もあり、拒絶反応は起きませんでした。しかし!「右ハンドル」です。当時「左ハンドル」の設定もあったのでとても残念でした。さらに、パサート(B6)はゴルフ5ベースでアウディA4とは兄弟車ではないと。おまけにトップグレードの「V6 4MOTION」という「ゴルフ R」にも搭載された挟角3.2リッターV6、フルタイム4駆という複雑な構造であることを知って、ネガティブイメージを持ったのであります。「足車」にツインカムも4駆も要りませんから。
ところが、試乗させていただくと一瞬で印象が変わります。「いいじゃんコレ!」試乗に同行くださったエンスー氏も「いいでしょコレ」と。試乗を終えた筆者は、車屋さんの「返事は後でいいですから、このまま乗って帰っていいですよ」のお言葉に甘えて乗って帰るのでした。
ビジネスマンズエクスプレス
真っ黒なインテリアとごっついスポーツシートにパサートとの違和感を感じながら第三京浜を確かめながらゆっくりと流したファーストインプレッションは「Eクラス要らず」でした。VWならではの直進安定性、4気筒版にはない余裕の動力性能、すばらしいコーナリング性能をもたらす4駆システム、シフトショックがなく速いシフトのDSG、と良いことずくめじゃありませんか。「右ハンドル」でもいい!とあっさり納得してしまいました(笑)
くつろげる後席
後席もスポーツシートのように身体にフィットし、安定感と心地よさがあり、Eクラスの後席に慣れ た家人も気に入った様子。とにかくレッグルームが広く、ヘッドクリアランスもたっぷりあるので、まさにくつろげる空間です。 週明けに「買います!」とお返事したのは言うまでもありません。
長期テスト車としてレポートします
果たして、ちょっと古いクルマ「VW パサート」は“買い”なのか?これから日常使いにおけるインプレッション、メンテナンスをレポートしていきますのでよろしくお願いいたします。
アウトビルトジャパン