「見てる人はもどかしいかもですが…」3カ月ぶり2ゴール目、ブライトン三笘薫27歳が現地記者に明かした本音…新監督「ミトマをゴールで評価してない」の意味
ペドロ「ミトマのことは良く分かっている」
試合で目についたのは、三笘とペドロのコンビプレーだった。 ペドロは、ブラジルの名門フルミネンセ・ユース出身の23歳。在籍2年目の今季は、開幕3試合で2ゴールと好スタートを切ったが、怪我を抱えてその後の6試合を欠場した。前節マンチェスター・C戦で復帰すると、早速1ゴール、1アシストの大活躍を示した。今回の試合も三笘のゴールをアシストし、自らネットを揺らした。 CFやトップ下を主戦場とするペドロだが、左サイドまで流れてボールを受けることが多い。左サイドで三笘と距離感を近くしてプレーすることもあれば、お互いにポジションをチェンジし、三笘がCFの位置まで走り込むこともある。こうした連係プレーは、トレーニングから繰り返し行なっているという。 「彼は、左のワイドまで開いてプレーしたいタイプ。前を向いて仕掛けたいタイプなので、そこで自分と数的優位を作る時もありますし、反対に僕が中に入ってフォワードの役割をやる時もある。このように自由に動くと、相手はやりにくいと思う」 (記者:ペドロとはやりやすい? ) 「そうですね。自分の動き出しを見てくれるところがありますし、ドリブルで突っかけてくればワンツーも大好きなんで。そういう感性は合うと思います」 ペドロはこれで6試合出場(先発は4)で4ゴール、2アシストの大暴れ。昨年にはブラジル代表デビューも飾っており、今後が楽しみなアタッカーだ。ペドロと三笘が左サイドで動きが重なってしまう課題も残しているが、前線にブラジル人FWが入ると攻撃に厚み、迫力が加わる。 三笘が「感性が合う」と語り、ペドロも「ミトマのことは良くわかっている。ゴール場面で彼が走り出すのも感じていた」と話すように、2人は分かりあえている。彼らの連係は今後さらに武器になっていくのは間違いない。
三笘が語る“献身的な守備”
今回の試合は久しぶりのゴールに沸くことになったが、前半にフォーカスすると、三笘もチームも守備に追われる時間が長かった。 その前半、三笘の献身的な守備は素晴らしかった。相手SBのアダム・スミスが攻撃に参加すれば、日本代表はペナルティエリア近くまで下がってマークにつく。前半24分には自陣PA内で、滞空時間の長いヘッドで相手のパスをクリアする場面もあった。守備に追われた前半、三笘は次のように考えていたと言う。 「相手SBが戦術的に高い位置を取ってきても、僕が引いてマンツーマンで、やらせないことを意識していた。我慢するところは我慢しないといけなかった。相手にクオリティーのある選手がいたので、そこを耐えれば自分たちのペースになると思ってました。 少し狭いピッチだったので、ビルドアップのところでつまずいたところも多かった。そこは改善しないといけないですけど、ブライトンにはワンチャンスで決め切る力がある。実際に1点目もそうでした。より勝負強いチームになってきているかなと」 攻撃と守備。相反する2つの言葉だが、サッカーでは攻撃と守備は表裏一体である。ただアタッカーとしては難しさもある。守備に追われているばかりでは攻撃を仕掛けられないからだ。
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