遠藤航の存在が重要になる?リヴァプール中盤守備の問題に現地記者「何度も弱点が露呈し…」
リヴァプールの中盤について、有力メディア『The Athletic』のアンディ・ジョーンズ記者が分析している。 遠藤航、現地イギリスでの評価は? 24日に行われたプレミアリーグ第12節で、サウサンプトンと敵地で対戦したリヴァプール。30分にドミニク・ソボスライが先制点を奪ったものの、大歓声を浴びるサウサンプトンに逆転を許す展開に。それでも65分、83分とモハメド・サラーがネットを揺らし、3-2で逆転勝利を飾った。 これで勝ち点を31まで伸ばし、2位マンチェスター・シティとの差を「8」まで広げることに成功したリヴァプール。しかし、この試合の中盤における守備については課題も露呈したようだ。ジョーンズ記者は「これまで築き上げた堅実なスロット・リヴァプールはどこへ行ったのか?」と題し、以下のように分析している。 「リヴァプールは最初の11試合でわずか6失点と、リーグ最高の守備を形成してきた。だが、同じ試合数でわずか7ゴールしか挙げられなかったサウサンプトン相手に、スロット体制で築き上げてきた堅実な守備は見る影もなかった」 「意外な抜擢となったポール・オヌアチュはそのパワーと高さを活かし、序盤からリヴァプールのセンターバック陣を動揺させた。さらにサウサンプトンの中盤はピッチ中央で何度も十分なスペースを見つけており、リヴァプールのコンパクトな中盤の弱点が露呈している」 「タイラー・ディブリングはサウサンプトンで最も印象的な選手であり、リヴァプールは彼のボール運びを止められなかった。特に2失点目はそれが顕著に現れている。試合を通じてリヴァプールのパフォーマンスは散々だった。これから厳しい試練が待ち受ける中、スロットはきょうの守備の問題が一時的なものだったと証明しなければならない」 なお、この試合の終了間際に途中出場した遠藤航について、スロット監督は「ボールを勝ち取った回数や頑張りにより、最後の10分間で重要な存在だった。これこそ我々が必要としているもの」と称賛。また出場時には、現地サポーターからチャントも送られている。日本代表MFは、今後の過密日程の中でチャンスを得られるだろうか。