オフロードから公道走行まで楽しめる「バギー」の走らせ方と競技のエントリー方法とは
キャンプ場や公園などで体験できる施設が増えてきた「バギー」は、アウトドアアクティビティの“新たな定番”になりつつあります。とはいえバギーがどんな乗り物なのか、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「バギーの楽しみ方と注意点」をご紹介します。 【写真】色々あるバギーの種類をチェックする(全7枚)
オフロードをバイクのように走破できる
そもそもバギーとは3輪もしくは4輪の乗り物で、4輪タイプはATV(All Terrain Vehicle/全地形対応車)とも呼ばれています。バギーは砂利道や砂浜などのオフロードを走破できる太いタイヤが特徴。元々は3輪タイプが主流でしたが、現在は安定感のある走行が可能な4輪タイプが親しまれています。 基本的には屋根のないものが多いため、乗車時にはヘルメットがあると安心。ハンドルをはじめシートなどのパーツはクルマよりもバイクに近く、乗車姿勢や運転方法もバイクに乗る感覚に近いようです。
競技用として使う場合は注意が必要
アクティビティとしてだけでなく、競技も人気を集めているバギー。日本ATV協会による「全日本ATV選手権レース」は毎年各地で開催されています。競技用として使用する際は、選手登録や公道走行ができる車両が必要な場合も。各大会ごとに出場資格や注意点をよく確認しておく必要があります。 公道走行のためには、法律に基づいたナンバープレート登録と自動車普通免許(AT限定可)が必要です。バギーは日本の道路交通法で普通車の扱いになるため、取得している運転免許が対応しているかご注意を。一方、体験施設や専用コース、私有地で乗る場合は免許は要りません。ただし体験施設では、年齢制限・体重制限を設けている場合があります。
水陸両用バギーなら川や湖も走行可能
バギーは体験型アクティビティとして近年人気が高まっていて、全国各地で体験コースが増加中です。小さな子どもでも乗車できる施設が多いので、何歳からバギーへの乗車が可能か事前確認をお忘れなく。なかには水陸両用バギーが用意されているところもありますよ。 ただし普通乗用車に比べて軽量で乗りこなしやすいとはいえ、ケガをするおそれがないわけではありません。目的に合った使い方と注意点をよく確認して、思う存分バギーを楽しみましょう。
野中陽平