30代会社員です。手取り「25万円」を飲み代で使い切ってしまうのですが、同じ年代の人は貯金しているのでしょうか?
コロナ禍を経て、以前より飲み会に行く機会が増えた方もいらっしゃるかもしれません。 30代で貯蓄もなく毎月の給与をほぼ飲み代に使ってしまうという方は、周りがどれくらい貯めているのか気になるという方もいらっしゃるでしょう。 そこで今回は、30代の平均貯蓄額について解説していきます。社会人の飲み代の平均についてもみていきますので、参考にしてみてください。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
30代の平均年収と貯蓄相場
金融広報中央委員会の家計の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」によると、30代の年間手取り収入(税引き後)はおよそ301万円、金融資産保有額の中央値は100万円、平均値は594万円となっていることが分かります。 貯蓄額ごとの割合は次の通りです。 100万円未満:14.5% 100万~200万未満:6.2% 200万~300万未満:7.4% 300万~400万未満:6.2% 400万~500万未満:4.0% 500万~700万未満:5.6% 700万~1000万未満:3.4% 1000万~1500万未満:7.4% 1500万~2000万未満:1.9% 2000万~3000万未満:3.1% 3000万以上:4.0% ※金融資産を保有していない世帯を含む 貯蓄額の平均については、平均値は貯蓄金額が多い層の影響を受けるため、数値を小さい順で並べたときにちょうど真ん中に来る中央値である100万円を参考にするといいでしょう。 毎月の手取りが25万円ということは、ボーナスが支給されなかったとしても、30代における手取り平均年収である301万と同程度と考えられます。 しかし、毎月の給料を飲み代で使い切ってしまうということは、平均程度の年収があるにもかかわらず、貯蓄はしていないことが考えられます。 30代であれば、まずは毎月の給与の5~10%を貯蓄にまわすことを目標にするといいでしょう。 25万円の手取りであれば毎月1万2500円~2万5000円貯めていくと、1年間でおよそ30万円を貯められます。 結婚や子どもの誕生などのライフステージの変化や老後に向けて少しずつ備えていくと安心です。