10歳と8歳の"フェンシング小学生姉妹"93歳の指導者が認めた"瞬発力と間合い"パリ五輪で日本勢が大活躍し体験希望者が増加中 北海道・札幌市
父親相手に自宅で練習
フェンシングの練習は家の中でも。 相手をするのは父親の陽光さん。 「空手をやっていて、間合いで戦えるスポーツが良いと思った」(父親 上山陽光さん) 空手の瞬発力や間合いの取り方がフェンシングに通じるのだろうか。 家には、ほの香さんが獲得した賞状やメダルの数々が飾られていた。 琥弓さんもこの1年でいくつもの表彰を受けている。
過酷な競技… 友達誘っても「嫌だと言われる」
2人はフェンシングの仲間を増やそうと、友達を誘っているというが…。 「誘ったけど、あざができたりして嫌だと言われる。(Q: あざができるの?)まぁ、できます。血が出たりたまにします」(ほの香さん) 「ポイント取れたらちょっと楽しい」(琥弓さん) 防具をつけていない所を突かれると、あざができるという過酷な競技。 しかも、マスクで息苦しさもある。 「ギブアップすると思っていた。負ける悔しさ、勝てる強さを経験して、楽しく続けていると思う」(母親 上山さなえさん)
競技人口少ない札幌 五輪の活躍で興味持つ人も
札幌市内で小学生がフェンシングを練習できるのは3か所。指導者は7人だ。 パリ五輪で日本勢が大活躍したことで、体験希望者が増えているという。 「全国大会で上位に入りたい」(ほの香さん) 「(将来の目標は)オリンピック選手。(Q: メダルを取りたい?)うん」(琥弓さん) 目指すは全国。そして、世界。 フェンシングのメダリストを目指す姉妹が練習の日々を送っている。 札幌市では競技人口が少ないフェンシングができ、年齢を重ねた指導者がサポートする貴重な環境がある。上山さん姉妹のように、誰もが自分のよさや可能性を認められ活躍できるマチになることへ期待が高まる。
北海道文化放送
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