【NFL】新人WRハリソンJr.との連携は「チームが必要としている状態ではない」カーディナルスQBマレー
アリゾナ・カーディナルスが今シーズンのプレーオフに進出する望みはシーズン第16週で完全に断たれた。そのため、クオーターバック(QB)カイラー・マレーと新人ワイドレシーバー(WR)マーヴィン・ハリソンJr.は残りの2試合で息を合わせる必要がある。
有望な選手として期待されていたハリソンJr.はマレーとの連携に苦しみ、初めてタッグを組んだ今季における16試合を終えた時点で、2人の相性は望ましい状態とは到底言えないものとなっている。
現地24日(火)、マレーは「俺たちはもっと良くならないといけない」と報道陣に語った。
「彼が望んでいる状態でも俺が望んでいる状態でもないし、チームが必要としている状態でもない。繰り返しになるけど、自信は何ひとつ失っていない。残りの2週間が楽しみだ」
一時的にNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)西地区で首位に立っていたカーディナルスだが、直近の5試合では調子を崩して4敗を喫している。去る日曜日にカロライナ・パンサーズに36対30で敗れたことで、カーディナルスは正式にプレーオフ争いから脱落。パンサーズ戦でのハリソンJr.の成績はキャッチ4回で39ヤード、タッチダウン0回にとどまった。
注目の新人選手であるハリソンJr.が最後にタッチダウンを決めたのはシーズン第13週だ。また、最後に6回以上のキャッチを記録したのは10月27日で、その試合は100ヤード以上を記録した今季2回目かつ最後の試合となっている。
2024年NFLドラフトの全体4位で指名されたハリソンJr.はバッファロー・ビルズ戦でNFLデビューを果たしたものの、ターゲット3回でキャッチ1回、4ヤードと不発に終わった。
その結果、成績の乏しさやチャンスの少なさに多くの注目が集まったが、ハリソンJr.は次の試合でキャッチ4回、130ヤード、タッチダウン2回と爆発的なパフォーマンスを披露。しかし、それはカーディナルスでの未来を暗示するものではなかった。