[音を良くするコツをプロが指南]「欧州車」の音を良くする□必勝法□を伝授!
「ステアリングを握るときにはいつも音楽を聴いている」というドライバーは多い。その音楽を、もっと良い音で楽しめるとしたらどうだろう。当連載ではその□コツ□を、全国の有名「カーオーディオ・プロショップ」に取材し紹介している。 【画像全5枚】
今回は、□欧州車□の音を良くするための具体的な方法を公開する。話を訊かせてくれたのは、奈良県大和郡山市の実力店『ブリーズ』の木村さんだ。さて、その話の中身とは…。
◆F型のMINIでは特に、スピーカー交換が威力を発揮!
早速ブリーズの木村さんに、□欧州車□ならではの特殊な事情があるのかないのかを教えてもらった。
「メーカーや車種により、事情が異なるケースはあります。例えばF型のMINIでは、ほとんどの車種でツイーターの設定がありません。なのでスピーカーを交換すると、ガラリと音が変わります。ツイーターが新規設定される効果が大きく発揮され、サウンドのヌケが良くなりクリアになります。
なお交換するスピーカーは、リーズナブルなモデルで良いと思います。手頃なモデルでも、変わり幅は大きいです。当店では、税抜4万円台のブラムの2ウェイスピーカーをお薦めすることが多いです。
そしてもしもご予算が許すのであれば、併せてDSPの導入もお薦めしています。DSPを使うと、シート下のサブウーファーとドアスピーカーに対して適切な役割分担をさせられるようになるので、それによってもサウンドのクリア度が上がります」
◆DSPを使うと、サブウーファーから聴こえてくる余計な音をカット可能に!
「というのもF型のMINIではドアに装着されている10cmクラスのスピーカーとシート下のサブウーファーがそれぞれ、フルレンジで鳴っています。なのでせっかくスピーカーを交換して中高域までの音質が良くなっても、純正サブウーファーがその邪魔をするんです。
でもなんらかDSPを導入すればサブウーファーの再生範囲を狭められるので、邪魔をしなるんです。結果、交換したスピーカーの性能がいかんなく発揮されます。さらには緻密なサウンドチューニングを全帯域にわたって行えますし。ちなみにパワーアンプ内蔵DSPは10万円以下でも良いものがいくつかありますから、それらを選択すればご予算のアップ率も限定的です。