【在職老齢年金】リタイア後に働いたら年金カット?働きながら年金をもらうシミュレーション
まとめにかえて
年金が減らされるのであれば、働かない方が良いのではないかと思われるかもしれませんが、その時々のトータルの収入を考えると働く方が収入を増やすことが可能。 さらに厚生年金に加入することで、年金額計算の基礎となる被保険者期間が増加し、その後の年金(在職定時改定)や退職後(退職改定)年金が増えるかもしれません。 この支給停止調整額も年々金額が増え、2024年度は50万円になりました。かつては40万円後半の頃もありましたが、金額が徐々に上がり調整されにくくなっています。 実際に減額される方は老齢厚生年金が多い方、給与や賞与が多い方ですが、ご自身のため、社会のために働くことは良いことといえるでしょう。 リタイア後も働く予定のある方は、事前にこうした制度面も考えてみてください。
参考資料
・日本年金機構 働きながら年金を受給する方へ ・在職老齢年金の計算方法
香月 和政