東京V城福浩監督「立ち返るところを共有して試合に臨めた」自分たちのサッカーを貫いた勝利に自信
◆明治安田J1リーグ ▽第19節 東京V1―0名古屋(22日・味スタ) 東京Vはホームで名古屋と対戦。後半7分にMF翁長聖が決めた先制点を守り切った。 前半はお互いこうちゃく状態が続くも、後半7分に翁長が前に詰めてきた相手GKランゲラックの上を越すループシュートを決めて打開する。終盤に調子を上げた名古屋の猛攻に遭うも、GKマテウスが好セーブを連発。後半アディショナルタイム7分には、FW山岸祐也のシュートをセーブすると雄叫びを上げ、勝利を決定づけた。 城福浩監督は、15日の広島戦(1●4)の完敗を受けて「もう一度自分たちが目指すものをしっかりと確認する作業が必要だった」と切り出すと、「立ち返るところを共有して試合に臨めたことがプラスに働いた。我々のサッカーを表現し、勝ち点3を取れたのは自信になる」と、敗戦からのステップアップを喜んだ。 この日はコンディション不良により別メニュー調整を続けていた、U―23日本代表候補のMF山田楓喜が、5月22日ルヴァン杯広島戦(2●3)以来の復帰。後半8分から「やりやすい景色でやらせてあげたかった」と右ウィングバックで起用した。山田の復帰に際して「多少リスクはあった」としたが、「久しぶりのゲームで強度の出し方や自分のプレーの出し方を体感してほしかった。何十分か久しぶりの試合をやらせられたのは我々にとってポジティブ」と手応えをつかんだ様子だった。
報知新聞社