2024年5月の自動車輸出、欧州向け36%減 米国向けは10%増 自工会発表
日本自動車工業会(片山正則会長)が6月28日に発表した5月の自動車輸出台数は前年同月比0.4%減の29万5741台だった。前月を下回るのは2カ月ぶり。欧州や中国での販売減が響いた。 地域別では北米(前年同期比12.6%増)やアジア(同7.9%増)、大洋州(同20.8%増)が増加した。北米の8割以上を占める米国は10万6169台(同10.3%増)だった。 アジアは中国が1万5849台(同9.4%減)だったものの、インド、パキスタン、フィリピン、インドネシアなどで増加した。 欧州は3万4067台(同36.1%減)だった。ドイツ(同59.1%減)、オランダ(同75.1%減)、ベルギー(同70.9%減)などの減少幅が大きかった。 車種別では乗用車が26万5651台(同0.6%減)、トラックは2万1975台(同4.5%減)。バスは8115台(同22.5%増)だった。 4月の国内生産は同9.1%減の64万6438台と3カ月ぶりの減少だった。ダイハツ工業の生産停止の影響が残った乗用車(同9.8%減)やトラック(同5.9%減)が前年同月を下回った。バスの生産は9164台(同5.6%増)と増えた。