【RWS】奥脇竜哉が蹴りのスピードバトルを制す
RWS JAPAN 2024年12月1日(日)神奈川・横浜大さん橋ホール ▼第4試合 フライ級(50.80kg)3分3R 〇竜哉・エイワスポーツジム(=奥脇竜哉/エイワスポーツジム) 判定3-0 ※30-27×2、29-28 ×カムパントーン・チョーハーパヤック(タイ) 【写真】竜哉のハイキック 竜哉は小学4年生でムエタイを始め、アマチュア時代は約100戦を経験して9本のベルトを巻いた。中1の時にタイでプロデビューを飾り、タイで試合(約20戦)・練習経験を積んで2018年4月に満を持して国内プロデビュー。いきなりWMC世界ピン級王座を獲得して世界王者となった。2019年7月にはタイでIBFムエタイ世界ミニフライ級王座決定戦を制して日本人3人目の同世界王者となり、9月には同じくタイ・ラジャダムナンスタジアムにて日本人として8人目の同スタジアム王者に。 2020年2月にKO勝ちでWPMF世界ミニフライ級王座を獲得。怪我で戦列から離れていたが、2022年12月に約1年ぶりの復帰戦で秒殺KO勝ちした。現在はRWSを主戦場に活躍し、7月のRWS JAPANではゲオナーカーに判定勝ち。9月のBOMではシヴァラットに初回KO勝ちでWBCムエタイ世界フライ級王座も獲得。10月のクンクメール対抗戦でもプロエウンを初回KOと波に乗る。 対戦するカムパントーンは「一階級下の選手ですが今回からフライ級に上げてやっていく。一階級下のランカーでもある。急遽RWS側のマッチメイカーから連絡があり、竜哉とどうかということで昨日決まりました。サウスポーでパンチ&ローの攻撃的な選手です」(中川会長)というRWSからの推薦選手だ。 1R、サウスポーのカムパントーンは近付いて左ロー、竜哉も右ローを蹴り返してローの蹴り合い。ジャブから右ローのカムパントーンに竜哉は右ミドル、カムパントーンもすぐに左ミドルを返す。カムパントーンの左ミドルに竜哉が軸足蹴りを合わせて尻もちをつかせる。さらにカムパントーンのミドルをスウェーでかわして右ミドル。両者速いテンポでの蹴り合いが続く。終盤になると竜哉がローとミドルをヒットさせ、カムパントーンが返せない場面も。ジャッジは割れ、10-9×2が竜哉、10-9でカムパントーン。 2Rもスピードのある蹴り合いが続く。カムパントーンが左ミドルを当てたかと思えば、竜哉は左ミドルをかわしての右ミドル。すぐにカムパントーンも左ミドルを蹴る。カムパントーンが入ってくるところに右ボディを合わせる竜哉。蹴り足をキャッチする竜哉だが、カムパントーンは飛び上がってヒザを蹴る。竜哉の右ミドルにカムパントーンはバランスを崩す。速いテンポの蹴り合いが続き、ややカムパントーンに疲れが見え始める。そこへ竜哉が右ボディストレート。竜哉の前蹴りに吹っ飛ぶカムパントーン。さらに竜哉は首相撲で崩す。OPスコアは10-9×3で竜哉。 3R、竜哉が左ボディ、カムパントーンは左ミドル。前へ出るカムパントーンだが竜哉がパンチで先制する。カムパントーンの左ミドルキックをキャッチしては左ストレート。竜哉がフェイントを入れてから右ハイキックをヒットさせる。明らかに疲労の色が見えるカムパントーンはスピードが落ちており、竜哉の攻撃に返せない。最後はカムパントーンが逆転は無理と悟り、お互い見合って試合終了。 判定3-0で竜哉がスピーディーな蹴り合いを制した。
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