「傷は深い」ティショットで池ポチャダボ 渋野日向子は終盤後退で出遅れ
◇米国女子◇ロッテ選手権 初日(6日)◇ホアカレイCC (ハワイ州)◇6536yd(パー72) 【画像】ハワイでドライバーショット 渋野日向子 午前7時40分に10番から出た渋野日向子は1バーディ、2ボギー1ダブルボギーの「75」でプレーした。ボギー発進となった初日、18ホールを通じた流れは終盤まで悪くなかった。 長い距離のファーストパットをしっかりとピンそばに寄せるなど、前週「TOTOジャパンクラシック」で投入した新パターでのパッティングは好感触を残した。左から風が吹き、右に池がある難度が高い17番は3m強を沈めてパーセーブ。「後半も入っていなかったけど、打ち切れている」とグリーン上のプレーに好評価をつけた。
悔しいのは、残りホール数が少なくなった上がり3ホールの後退。7番は左ガードバンカーからの3打目がピンを大きく越えて奥のカラーまでこぼれた。ガードバンカーからのショットは16番でピンそば30㎝に寄せてパーセーブしただけに「(16番は)すごく良かったから、あのイメージで頑張ろうと思ったらホームランしちゃって。すごく残念」と肩を落とした。 さらに続く8番では1Wショットを左の池に入れてダブルボギー。「ボギーのあと、自分の中で切り替えたつもりだったけど、ちょっとビックリしたティショットで。傷は深いです」と残念がった。前半からティショットは狙いよりも左に行くシーンが多く、「良くはない。修正したい」と挽回を期した。
3オーバーの出遅れにも、戦略性が高い16番、17番でスコアを落とさなかったことには及第点を付けた。「きょうはすごくもったいないラウンドだったので、あしたは頑張りたい。なかなか風が強いけど、一つでもチャンスにつけられるようにしたい」と顔を上げた。(ハワイ州エワビーチ/石井操)