ヤクルト高津臣吾監督(55)単年で契約延長の球団事情 青木監督までの“つなぎ”と言い切れない「対抗馬」の存在
宮本氏と青木は因縁
こうした過去の経緯を踏まえ、ここに来て「宮本監督」待望論が出ていたというのだ。 「慎也さんは指導者として消化不良のまま終わってしまいました。小川GMという後ろ盾がいて、本人もその気がないわけがないと思います。危機的な状況にある今のチームを立て直すには、慎也さんのような厳しさは最適だと思います」(同) その宮本氏は青木と、チームメート時代に衝突した因縁がある。宮本氏はその後の青木の謝罪により、わだかまりが解消されたと明かしているものの、それぞれが球団史に残る実績を持つ打者だっただけに、指導者として同一チームで手を携えることは現実的ではない。今季のようにチームが早々とペナント争いから脱落するようなら、来季はシーズンの早い段階から次期監督の座を巡る争いに舞台を移した「宮本VS青木」が注目されることになるかもしれない。
デイリー新潮編集部
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