インディアン スカウト ローグ 試乗インプレ【“クルーザー”という先入観を打ち消してくれるスポーティーさと軽快さが魅力】
はじめてのクルーザー選びには、シリーズ最軽量のスカウト ローグが最適
スカウト ローグは、スカウト4モデルのなかでも最軽量の250kg(装備重量)。シリーズの中では一番軽いモデルで、ハンドリングの軽快感をもたらす19インチのフロントタイヤという構成も好印象。 クルーザーというとスタイルを優先するばかりに機能を損なっているバイクもあるが、スカウト ローグにはそんな心配は無用だ。スタイルと機能を両立し、バランスよく設計しているからこそ、初めてクルーザーに乗るというライダーには自信をもっておすすめできる1台といえる。 そんなスカウト ローグを思い通りに乗りこなすコツを小川に聞いてみると、「リヤブレーキで積極的に車体姿勢をコントロールすること。その意識で走りの達成感はかなり変わるはず」とのこと。 「どこまでも思い通りに走れる感覚は、スポーツバイクらしい一面もあり、重くて曲がらなかったり、想像以上に膨らんでしまったりと、ヒヤッとすることがない。速さやバンク角では語らない、操るスポーツ性に溢れており、スポーツクルーザーという新しいカタチに昇華している」と小川。確かに小川のコーナリングを見ていると、スポーツバイクということがよくわかる。なんだか、動きが鋭いのだ。 ◆燃料タンク容量は12.5L。とても洗練された美しいシルエットが魅力。クルーザーは無骨な印象も強いが、切削部分もデザインされたエンジンが個性を引き立てている。 ◆ハンドルバーエンドにミラーを装着。これも低いスタイルに貢献。ビキニカウルがスカウト ローグをよりスポーティーに演出。 ◆エンジンの表面を切削して個性を演出。水冷エンジンは無機質なものが多いが、エンジンの表面を切削して個性を演出。リヤサスペンションはかなりのショートタイプ。 ◆リヤの駆動は、メンテナンスフリーで静粛性に優れるベルトドライブ。テールまわりはウインカーとテールライトを共有するモダンなデザイン。 ◆オプションの3段階設定ヒーテッドグリップを装着。 ◆オプションのライダーコンフォートシート&パッセンジャシート(バックレスト付き)。 ◆オプションのタコメーターを装着。スポーツバイクとしての雰囲気を高めるアイテム。 ◆ホイールやマフラーなど各部をブラックアウト。オプションのスチールフロントハイウェイバーを装着。 ◆インディアンのバイクは、さまざまなディテールにロゴがデザインされている。所有感を満たしてくれる意匠で、より愛着がわく。 ◆スタイリッシュでクールな雰囲気だが、タンクのたおやかなフォルムなど曲線が美しいデザインも印象的。
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