40歳代の生命保険料は平均いくら?選び方や見直しのポイントも解説
ライフスタイル別|選び方や見直しのポイント
ひとことで40歳代といっても、独身・既婚、子どもの有無などが異なり、ライフスタイルはさまざまです。それぞれに適した生命保険の選び方や見直しの際のポイントを解説します。 ●独身の方 40歳代で独身の方は、自分が亡くなった際の葬儀費用などのために、終身保険や定期保険などに加入する方法があります。 病気やけがなどの治療費にかかる費用に備えるために、医療保険やがん保険などへの加入も併せて検討すると良いでしょう。 ●夫婦のみの方 夫婦のみの場合は、自分が亡くなったときの配偶者に必要な保障を備えられるようにしましょう。共働きの場合は、自分の葬儀代の準備をしておけば、配偶者に経済的な負担をかけずに済みます。 配偶者を扶養している場合は、自分亡き後に生活に困らないよう、必要な金額を計算し保険金として受け取れるようにしておくと安心です。 また、高齢期の病気やけがに備えて、医療保障もつけておくことをおすすめします。 ●扶養している家族がいる方 配偶者や子どもなど扶養している家族がいる方は、自分が万が一亡くなった場合の家族の保障を考える必要があります。 家族が経済的に困らないよう、毎月の生活費にいくらかかるのか、子どもの進学にどのくらいかかるのかを検討し、必要な金額を算定します。 一生涯の保障が欲しい場合は終身保険が選択肢となりますが、保険料の支払い負担が大きくなる可能性があります。 40歳代は住宅ローンの返済などお金のかかる世代でもあるため、保険料を安く抑えたい場合は、定期保険に加入し手頃な保険料で手厚い保障を付ける方法もおすすめです。 また、休業時の収入減少に備えるために、就業不能保険や所得補償保険なども検討すると良いでしょう。
まとめにかえて
40歳代の生命保険への加入率は男女ともに86%を超えており、多くの方が加入している状況です。払込保険料は、各年代と比較して最も高額となっており、手厚い保障を付けている方が多いことがうかがえます。 自分に必要な保障はそれぞれ異なるため、ライフスタイルに合わせて最適な保障を付けられるよう検討しましょう。
参考資料
・生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」
木内 菜穂子