モデル・岩堀せりが語る家族のこと「一番大切なのはコミュニケーション。話さないで我慢するっていうのはやめない?」
女性ファッション誌『ViVi』のモデルとしてデビューし、その後、『GLAMOROUS』『otona MUSE』など、幾多の雑誌の表紙を飾り、モデルのトップを走り続ける岩堀せりさん。かっこよくて唯一無二のそのスタイルは多くの女性の永遠の憧れ♡ また、夫であるGLAYのTAKUROさんとの結婚生活も19年目を迎え、家族4人でロサンゼルスに住み始めてはや5年。L.A.と東京のデュアルライフを満喫中です。 今回お届けするのはせりさんが何よりも大切にしている家族のお話。 とにかく仲良しで有名な久保家。お子さんたちもすごくいい子たちに育っている!と業界内で評判です。 子どもとの向き合い方、久保家のルール、そして有名人夫婦ならではの子育ての悩みなど。せりさんの家族への思いとは? 40代半ば、ファッションに悩むのはみんな同じ!おしゃれモデル・岩堀せり「46歳でたどり着いたおしゃれとの向き合い方」
何よりも大切な家族のお話
「我が家はTAKURO くんと私、ハイスクールに通う息子18歳と娘16歳の4人家族。まわりからは『久保家は本当に仲がいいね』とよく言っていただきますが、たしかに仲がいい。最近は子どもたちも大きくなり、『夕食は友達と食べてくるね』みたいな場面も少しずつ増えてきましたけど、TAKUROくんの仕事や息子が学校で離れているとき以外は、基本的に夜ごはんは一緒に食べるし、週末や休日はだいたい家族で過ごしています。 そんな“仲良し”な久保家のルールですが……、具体的にはないかな。ただ、最低限守って欲しいのは、人間としての誠実さだけ。“報連相をする”、”人を傷つけない”、“ウソをつかない”などなど……。『人として当たり前のことをきちんとしましょう』くらいですね。 子どもたちとは友達のような関係だけど、嘘をついたり、おかしなこと言ったりしたときにはしっかり怒ります。今はあまり怒らない時代で、諭すような叱り方をする人が多いと思いますが、私はわざわざ窓を閉めるぐらい声量を上げて、私が感じている思いをちゃんと子どもたちに伝えよう、としっかり言葉で怒ります。『せりちゃんって怒ると怖いんだね』と友達にも言われるくらい(笑)。TAKUROくんはどちらかというと静かに諭すタイプなので、それでバランスが取れているのだと思います。 何となく意識しているのは、男・女で区別せず、「人」として接すること。叱るときも“男のコだからこれはダメ”、“女のコだからこうしなさい”とは言わないですね。子育てに限らず、性別や職業、役割で物事を見ないほうがいいなと思っていて。たとえば、“母親”の前に“人”なんだから、世の道に反していたり、人を傷つけたわけじゃないなら恋愛してもいいんじゃない?と昔から思っていたタイプ。そういったことは子どもたちにも伝えていました。 小さい頃、先生の存在は神様みたいで特別だと思いがちだけど、『先生である前に人なんだよ』と。完璧を求めず、ちょっと『あれ?』と思うことがあったときも、『まあでも、先生も昨日嫌なことあったんじゃない?』とよく言っていましたね。TAKUROくんともよくその話はしていて、この年になると私達より若い先生も多いし、先生にすべてを期待するのはおかしいよねって。先生に限らず、どんな人にも過剰に期待してしまうと、そうならなかったときにすべてが辛くなる。そこはもう少し冷静に、『自分も人だし、相手も人だから』と考えたほうが楽だよと伝えていますね」