モデル・岩堀せりが語る家族のこと「一番大切なのはコミュニケーション。話さないで我慢するっていうのはやめない?」
「日本にとどまらず広い世界を知ってほしいし、世の中にはいろんな人がいることを知ってほしくて、我が家では小さい頃から家族以外の大人に会わせるようにしてきたんですが、これも実は悩みの一つ。 小さい頃から大人に囲まれてきたことで、子どもたちは同年代に比べ、考え方がきちんとしているんですが、しっかりしすぎていてちょっと心配。そもそもの性格なのか、もしくは環境がそうさせたのか。子どもらしくいられる場を減らしてしまっていないかなって。 それは、親の仕事の影響も多大にあると思います。だって、生まれたときから周囲の反応を肌で感じ、ウィキペディアに誕生日も書かれて、出かけるたびに『将来はミュージシャンになるの? モデルになるの?』と言われて……。きっと、小さい頃からつねに不特定多数の人から注目されているから、親のためにも『しっかりしなきゃいけない』というプレッシャーがあったと思う。そこは一般の家庭とは違うのかもしれないですよね。 それこそ、こういうインタビューでもTAKUROくんや私が子どもたちについて話すこともある。あまり話し過ぎてはいけないと思いつつ、ついつい可愛くて仕方がないから話しちゃうんですよね。もちろん、内容についても本人に許可を得ているけど、いいよと言いつつ、『すぐ子どもの写真出したがるよね』と言われると、申し訳ないなと……。そんな特別な環境でも、逃げたりグレたりすることなく、しっかり育ってくれたな、と思いますね。子どもたちが自然に過ごせるようにと、なるべく人目につく状況を作らないようにしていたけど、どうしてもそれには限界もあるわけで。L.A.では私たちもふつうに街を歩けるし、何者でもなく開放される。そういう意味でも過ごしやすくて、こっちに移住してよかったなと思います」
困った時にちゃんと頼ってもらえる母親でいたい
「どんな母でありたいかと聞かれたら、何かに困ったときは、ちゃんと頼ってもらえるようなお母さんでいたいな。それこそ、悩んだときに心の内を話してくれる、親に話すには気まずいことでも、言いやすい存在であればいいなと。妻としては、何でしょう。ずっとお互いに好き同士の夫婦ならいいな、っていう理想があるけど、それぐらいですね。