【卓球】「ぼくは日本代表全体に危機感を感じてます」と吉村真晴選手と水谷隼さんの本音トーク
「日本選手はみんなチキータに頼りすぎている。だから、チキータができなかった時にすべてが崩れるんです」と吉村は指摘
「卓球王国」最新号および「卓球王国PLUS」に掲載中の「水谷隼&吉村真晴の本音トーク」で水谷隼さん(五輪金メダリスト)と吉村真晴選手(五輪メダリスト)が日本選手のスタイルの画一化に警鐘を鳴らしている。 吉村選手は、自身の卓球についても、以前は迷いなく攻撃できていたが、最近ではロングサービスを警戒し過ぎてチキータを躊躇していると述べる。また、水谷さんは「日本選手は判断力を欠き、中途半端なプレーに陥っている」と指摘。 二人は、強い選手が多様なサービスを使いこなす一方で、日本選手は相手に特化した練習が不足していることを指摘。特に、フォア側からYGサービスを受ける練習が必要だと強調。 現在の日本選手が同じスタイルに陥り、個性が失われていることに危機感を持っている。吉村は「ヨーロッパ選手にはオリジナリティがあり、日本選手は同じスタイルに見える」「日本選手はみんなチキータに頼りすぎている。だから、チキータができなかった時にすべてが崩れるんです」と述べ、かつての日本選手のように多様性を持つ選手育成の必要性を訴えている。 今後、張本智和選手や戸上隼輔選手の活躍に期待しつつ、日本全体に対応力や爆発力のある選手が求められている。卓球界における日本選手の新たな方向性が重要な課題となっていると語り合った。 (「卓球王国」最新号および「卓球王国PLUS」に掲載中の記事からの抜粋)