イギリス産にイタリア産、それとも日本産? 国によって顔を変える生地の奥深さ
日本製の生地は、どちらかといえばイギリス素材に近い性質で、より日本の気候に合ったものになります。また、ストレッチ機能や撥水性など機能的な生地も多いです。そのためデイリーユースのスーツや、夏のどうしても暑い時期に着用しなくてはいけないスーツを仕立てる際に適しています。 麻布テーラーでは、オリジナルの国産生地を用意しています。
大事なポイントは、着用オケージョンを明確に伝えていただくことです。ざっくり生地の産地ごとに分けてご紹介しましたが、産地に関わらず生地ごとに強みや向いているオケージョン、仕上がりは異なります。そのため、着用するシーンにあわせてきちんと差をつけると、“できるビジネスマン”としてワンランク上を目指せます。 ほかにも目付や織り方など、生地を選ぶ角度は様々。オーダースーツを仕立てる際には、サイズを合わせるだけでなく、有名ブランドとの別注生地や進化した素材なども特別に用意できますので、常にチェックしてみてください。 ■麻布テーラー 営業本部副本部長 藤田 哲 1990年にメルボメンズウェアー株式会社に入社後、オーダースーツ業に携わり30年を超える。「麻布テーラー」のブランド創設から携わり、お客様の感性と体にフィットする一着をご提案するため、店舗でのサービス向上やスタッフ教育を統括する。 麻布テーラー:https://www.azabutailor.com/