中国の農家が「ドローンで作物空輸」の驚く発想 現場の工夫で広がる用途、DJIは専用機を開発
そのため、秭帰県ではドローンによるネーブルオレンジの吊り下げ運搬が自然発生的に広まり、徐々に軌道運搬車に取って代わりつつある。 山間部だけではない。中国南部の農村では、マンゴーやバナナなどの(付加価値が高い)経済作物をドローンで空輸する農家が増えている。東北地方の広大な稲作地帯では、(田植えに使う)苗の運搬にドローンが使われている。 「農業用ドローンの空輸能力のさらなる向上により、吊り下げ運搬の用途と需要は向こう2~3年間右肩上がりに増えるだろう」。大疆農業の開発エンジニアは、そう予想している。
(財新記者:方祖望) ※原文の配信は12月13日
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