小池都知事が定例会見3月4日(全文2完)経口薬も安全保障の問題につながってくる
解除基準をどう考えているのか
朝日新聞:朝日新聞の小林と申します。先ほども質問で出たんですが、重点措置の解除基準についてなんですけども、具体的に例えば病床使用率とかワクチン接種率のような数字を基準として考えていらっしゃるでしょうかという質問と、それに合わせて国に対しても基準を示すように要望していると思うんですが、国が決めるのを待たずに、例えば都から具体的に示すようなことはなされないのでしょうかという2点お伺いしたいです。 小池:数値や考え方については、すでに都のほうでオミクロン株対応という、重症者や病床の比率なども同時に出させていただいているところであります。これは都の現場、そして、また、さまざまな観点から必要な数値で、それも判断に、すでにしているところです。 また、ワクチンの接種ということについては、きのうのモニタリング会議でお知らせもさせていただいたように、ワクチンの接種、ブースター接種がだいたいこのペースでいくと3月の20日、桜の満開時と全部重なるんですけれども、だいたいそこで全体の40%を超えるという見立てがあります。よって、ワクチンの接種、ブースター接種を進めていくということが、先ほどのお尋ねの中で、ワクチン接種率がどうなのかっていうのも、これも都としてよく見ていく。で、それをどう国としては評価されるのか、という点も知りたいところであります。 それから、もう1つご質問ありましたけれども、よろしかったでしょうか。
都のほうから示すことはしないのか
朝日新聞:国に要望していると思うんですけど、都のほうからこういう数字を、例えば基準として示すっていう姿勢を示すということはされないのでしょうか。 小池:今申し上げたように、ワクチン接種率などというのは都のほうで、厚労省に出された資料なども基にしながら、都として接種の能力っていうか、今の体制ですね、それでどうなるのか、ということを推計したところであります。都民の追加接種率の推移ということで、きのうその数値も出させていただいておりまして、だいたい3月の20日ぐらいに39.5%という数値に達するということであります。 とにかく、あれをしない、これをしない、ということもそうですけれども、ワクチンの接種を受けるという、Don’tの部分とDoの部分で言うならば、ワクチンの接種率がどこまでいくと、実際に集団免疫ではありませんけれども、だいたいそれが日常生活を取り戻すにふさわしい環境になるのかどうか、この辺りの国の考え方について知りたいところだというふうに考えています。 資料については、きのう発表させていただいた、都民の追加接種率の推移についてという、その資料をご参考にしていただければというふうに思います。はい。ありがとうございました。 司会:それでは本日の知事の記者会見、これで終了とさせていただきます。ありがとうございました。 (完)【書き起こし】小池都知事が定例会見3月4日