米大統領選完敗ハリス氏は「ガラスの天井以前の問題だった」中林美恵子早大教授が敗因を分析
米上院予算委員会補佐官を務めた経験がある元衆院議員の中林美恵子・早大教授は9日、日本テレビ系「ウェークアップ」(土曜午前8時)に出演し、米大統領選で共和党のトランプ前大統領(78)に完敗した民主党のハリス副大統領(60)の敗因を分析した。 【写真】握手するドナルド・トランプ元大統領(左)とカマラ・ハリス副大統領 ハリス氏が、当初大統領選出馬が見込まれた現職バイデン大統領(81)の不出馬を受け、急きょ民主党の大統領候補となったことを念頭に「やはり、(民主党内の)予備選を戦っていなかった。中には『ガラスの天井』は、ふたつあった。有色人種であるとか女性であるとか、ということが指摘されていますが、それ以前の問題だったと思う」と指摘。「たたき上げの政治家としてあらゆる苦難を通って、そのことによって、国民に対し自分はどんな人かということを、きちんと示せていなかった。まだ(先行きが)分からないという状況で、バイデン大統領が行っててきた民主党の政権が相当リベラルに寄ってしまい、いろんなものに十分対応できなかった」と語った。 「国民は変革を求めていたわけですから、この『チェンジ』をハリスさんが演出することが全くできなかった、ということではないでしょうか」とも述べた。