日産、ゴーン事件の調査結果を発表(全文2完)後任社長は10月末までに決定
日産自動車は9日夜、横浜市の本社で取締役会後に記者会見を開き、元会長のカルロス・ゴーン被告の一連の事件に関する社内調査の結果を発表した。 【高画質版】日産が西川社長の辞任を発表 取締役会後に会見 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【高画質版】日産が西川社長の辞任を発表 取締役会後に会見(2019年9月9日)」に対応しております。 ◇ ◇
後任CEOはいつ決まるのか
記者2:(英語) 豊田:おそらくお配りしている紙にも書いてございますし、議長からもお話ございましたように、今回、この西川さんの後任の正式なCEOについては10月末までを目途に非常に早いスケジュールで進めていくということになっております。あまり時間はありませんけれども、それこそがガバナンスの改善につながるものということで、指名委員会の方々には強い意志を持って進めていただくようにお願いするつもりでございます。 永井:2点目のSARの件について、西川氏とカルロス・ゴーンとの違いは何かということでございますけれども、これも調査報告書の中に書いてございますけれども、カルロス・ゴーン氏、ケリー氏についてはSARの行使を、例えば行使日をずらすことによって開示を逃れるとか、あるいはより有利な形になるような、そういうことを意図してやっております。一方、西川氏についてはそういった指示、あるいはそういう意図はまったくないということでございます。ただし、西川氏については本来自分でやるべきことを任せたという点が社内ルール違反と。その違いがございます。 司会:ほかの方は。じゃあ後ろの。
早期の辞任を迫った理由は?
日本経済新聞:日経新聞の【オカダ 00:24:46】と申します。9月16日付けで辞任を要請したというのは、これは社外取の方々の発案で西川さんに要請されたということでしょうか。早期の辞任を迫った理由というのは、指名委員会と設置会社に移行したのに、このままこの西川さんのSAR問題を放置していたら日産の企業統治が成り立たない、また元に戻ってしまうと、そういう危機感が社外取の方々にあったのか。社外取が西川さんの首の介錯人になったという、そういう理解でよろしいのか、その辺を教えてください。 木村:これは社外取というよりも、取締役会全員の一致であるということであります。もちろん、おっしゃったとおり、こういう会社の体制になったということでありますので、ガバナンスをしっかり利かせるというのは当然、ど真ん中で考えているわけでありますけれども、もちろんそれは当然でありますけれども、それと同時にやっぱり会社ですから、当たり前のことを当たり前にやっていくということだと思うし、西川さんの意向を受けて、このスピード感でやっていくというのが、ある意味じゃ私ども含め、皆さん方を含め、ぎりぎりの納得感を得ていただけるんじゃないかなという判断をしたところであります。 司会:ありがとうございます。ではHansさん。