日産、ゴーン事件の調査結果を発表(全文2完)後任社長は10月末までに決定
ケリー氏と西川社長が話したという事実はないのか
記者4:ケリーさんと西川さんが話されたという事実はないんですか。 永井:調書に書いてありますけれども、それは、なにがしかの報酬の手当ができないかという会話はございます。SARを使えとは一言もおっしゃっておりません。 記者4:それは誰がおっしゃったんですか、使ってないとおっしゃったのは。西川さんがおっしゃっただけですね。 永井:いや、ですから、ここに書いてありますけれども、それを依頼を受けたグレッグ・ケリー氏がSARを社内ルールに反して、それで使って手当したと、そういうことでございます。 司会:すいません、1回終わってください。申し訳ないです。 記者4:全然、質問に答えていただけないから確認しているだけです。 司会:いや、1対1のQ&Aではないので、すいません、申し訳ありません。 記者4:いや、まだ私の質問に答えてませんよ。 司会:じゃあ、あと1問やってください。 記者4:はい。なぜ西川さんとケリーさんとの会話の中で、そういうやりとりがなかったと、要請がなかったと断言できるんですか。片方から聞いただけで断言できるんですか。その辺が、私は少し分からないんですけども、なぜケリーさんにお聞きにならなかったんですか。 永井:もうケリー氏は逮捕されてますので、われわれとしてはヒアリングできなかったということです。 司会:じゃあ次の質問に入ります。どうぞ。
西川社長の辞任は事実上の解任か
NHK:NHKの【オオエ 00:37:12】と申します。木村議長に2点お伺いします。西川社長の辞任の要請というのは、事実上の解任ということでよろしいんでしょうか。もう1点が、後任の選定を待たずに即座の辞任を求めたのはどうしてなんでしょうか。2点お願いします。 木村:西川さんの辞任はここに書いてあるとおりでありまして、西川さんのほうから辞任の意思表明が継続してた。それに対して昨今の状況からすると即座の辞任のほうが私どもは適切だろうということで辞任をお願いしたという状況でございます。それをもって解任というのかということになりますけども、日頃からの辞任の意向を受けて、われわれとしては現状からすると即刻の辞任のほうが適切だろうというふうに判断したということでございます。もう1点、なんでしたっけ。 NHK:後任がまだ決まってない段階で、即座に辞任という。 木村:そうですね。そういう意味からすると、もともと後任選びっていうのは、6月から継続してやってきてるわけでありますけど、それをスピードアップしようということでありますし、いろんな議論がしたところであります。 ある人は、後任がはっきりしてからのほうがいいんじゃないかとかいうのがあるし、暫定的な形にすればいいじゃないかとかいうこととか、いろんなことが議論した結果として、現状の、いろんな社内外の動きからすると、それと同時に先ほども申し上げたとおり、私ども取締役会の役員としての立場もございますので、このタイミングでこういう形ではっきりさせるということが皆さん方のご理解を得やすいというふうに判断したところでございます。 司会:このあともありますので、あと、じゃあ手があがってるお二方でお願いします。