日産、ゴーン事件の調査結果を発表(全文2完)後任社長は10月末までに決定
CEO候補には社外の人間も含まれるのか
Automotive News:英語で話してもいいですか。Automotive NewsのHansです、ありがとうございます。 (英語) 豊田:ご質問ありがとうございます。まさに重要なご質問なんですけども、まだ議論をしてなかったんで先ほどは申し上げなかったんですけれども、本日このあと、指名委員会を開くつもりで、そのときに皆さまにご披露するつもりですけれども、前回の7月の指名委員会において、日産の中の方のロングリストを作って、それが今回ショートリストになるわけですが、そのほかに社外の方も同じように、候補として選んだらどうかというサジェスチョンがございましたので1カ月半ぐらいの間に約100名ぐらいの候補者の中から、今回ロングリスト、10名強だと思いますが、まったく日産と関係をお持ちでない方もおられれば、日産にかつておられた方もおられますけども、いずれにしろ、現在おられない方も100名ほどの中からロングリスト約10名ほどのものを今、用意してございます。まだ、今回、このあとに指名委員会で議論していただくので、先ほどは申し上げませんでしたが、ご質問ございましたので、そういう用意はあるということをお伝えしておきます。 司会:ありがとうございます。
成長期というよりも成長回復期
豊田:それから、プライオリティーですね。ごめんなさい。CEOの今、求められている要件についても議論がございました。それについては、もちろんリーダーシップを発揮できるインスパイアリングな方であること、そして多くの方々を説得できる能力があることということが一般的にございました上に、やはり今、いってみれば、成長期というよりも成長回復期でございますので、まず自動車にお詳しいこと、そして日本のみならず世界の自動車産業についてお詳しいこと、そしてアライアンスについてもルノー、そして三菱とのアライアンスについても、深いご理解と大きな関心をお持ちの方というようなことで今、整理しつつございます。そこまでで、ここから先、さらに進めるかどうかは、どういうふうに絞っていくかは今後の議論ということでございます。以上です。 司会:ありがとうございます。はい。 記者3:(英語) 永井:金額の中身の詳細は、今後の法的手続きに関係しますので申し上げられないんですけれども、あらかた350億って申し上げたうち、100億強がいわゆる繰り延べて、日産から見たらキャッシュアウトはしておりません。残りについては全てじゃないですけど、一部キャッシュアウトから処理してると、そういうふうにご理解いただければと思います。 司会:では次の方。