敵地でドルト撃破のフリック監督「ここで勝てたのは特別」…途中交代ハフィーニャは「疲れていただけ」
バルセロナのハンジ・フリック監督が、難所での上位対決勝利を喜んだ。 バルセロナは11日、敵地で行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第6節でドルトムントと対戦し、3-2のスコアで競り勝った。 勝ち点12で並ぶトップ8圏内同士の直接対決に臨んだバルセロナ。前半はボールを握りながらも、徐々に相手に押し返されてゴールレスでハーフタイムに。後半は立ち上がりにFWハフィーニャのゴールで先制に成功したが、DFパウ・クバルシが与えたPKを決められて1-1のイーブンに。その後、互いに交代選手が絡む形で1点ずつを奪いあったなか、85分にはFWフェラン・トーレスがこの試合2点目となる勝ち越しゴールを挙げて、タフなアウェイゲームに勝利した。 同試合後、かつてのライバルを撃破した元バイエルン指揮官は、「自分たちのプレーには非常に満足。我々は安定していた」と、難所での勝利に満足感を示した。スペイン『アス』がフリック監督のコメントを伝えている。 「いい試合ができたと思う。前半は得点こそなかったが、最高の試合のひとつだった。ボールの扱いはよかった。ボルシアには素晴らしいアタッカーがいて、ボールを失ってしまうと、彼らは速い。だから得点された。1-1の後は安定していたと思う」 「苦しんだというのは適切な言葉ではない。ドルトムントは非常に良いプレーをし、非常に速いペースでプレーした。彼らを守るのは難しいが、我々は非常によくやった。彼らのゴールは我々がミスをしたからであり、我々は常に改善できるし、そのためのトレーニングもできる。今日はチームを祝福しなければならない。彼らは素晴らしいプレーをした」 「ここで勝てたことはとても特別なことだ。予選通過には多くのことがかかっていた。我々はトップ8入りしたい。チームはハングリー精神にあふれていた」 また、直近のレアル・ベティス戦に続く2試合連続ゴールとなるドブレーテの活躍で勝利の立役者となったフェランについては、「彼はスピードのあるプレーヤーで、ここ3試合で得点している。2点目は簡単ではなかったはずだ。彼にはとても満足している。とても前向きな精神と素晴らしい姿勢を持っている」と、この日のパフォーマンスに加えて、日々の姿勢を称賛している。 敵地での大きな勝利の裏で唯一気がかりなのは、後半途中の交代時に足を気にするようなしぐさを見せていたFWハフィーニャの状態。だがしかし、指揮官は「ハフィーニャは何もない。ただ疲れていただけだ」と、ケガではなく疲労が影響しての交代だったことを明かしている。
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