一人暮らしの娘は食費を「月2万円」におさえるため、毎日「納豆卵かけご飯」を食べているそうです。アルバイトを増やしてもらうか仕送りを増やすべきか悩んでいます…
一人暮らしをする娘が、食費節約のために「納豆卵かけご飯」ばかり食べていたら、栄養面で心配になってしまうでしょう。アルバイトを増やすようにいうべきか、仕送りを増やすべきかと悩むこともあるかと思います。 今回は、総務省統計局による家計調査資料を参考に、一人暮らしの食費の平均額について解説します。 また、対策方法についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
一人暮らしの食費の平均と、主な支出額はいくらか?
総務省統計局の「家計調査/家計収支編」による「1世帯当たり1か月間の収入と支出(2023年度)」の調査結果を、表1にまとめました。 表1
※総務省統計局「家計調査/家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2023年 表番号2」を基に筆者作成 食費を見ると、全体の平均額は4万2049円、女性のみの平均額は3万7777円でした。なお、34歳までの女性の食費の平均額は3万3157円です。この調査結果から、食費2万円は平均額から比べて低い傾向にあります。 また、家賃以外の主な支出の平均額を合算すると、全体平均で約10万円、女性平均で約9万円となります。あくまで目安とはなりますが、バイト代や仕送り金額の参考するといいでしょう。
まずは生活費が足りているのかを確認する
家計調査の結果から見ると、今回のケースである食費2万円は、平均値よりも少ないことが分かります。食費を節約して体を壊してしまっては、元も子もありません。 まずは、生活費を仕送りで賄えているのか、食費を節約する理由が何かあるのかなどを確認しましょう。生活費に対して仕送りが少ない場合には、親子で話し合って仕送り額を決める必要があります。 ただし娯楽費や交際費など、生活に最低限必要なお金以外の出費が大きい場合には、収支のバランスを考えなければなりません。必要以上に仕送りしてしまうと、親の経済的負担が大きくなるばかりです。 ほかに減らせる支出がないかを確認したうえで、それでも食費を制限するほど余裕がないのであれば、仕送り額についてもう一度話し合う必要があるのかもしれません。