【卓球】卓球でもグランドスラムが完成? 最高峰の国際大会「グランドスマッシュ」のスウェーデン開催が発表
本格始動から5年目で、WTT最高峰のグランドスマッシュ4大会が出揃う
2021年から本格的に指導した卓球の国際大会『WTT(ワールド・テーブルテニス)』。その最高峰に位置づけられるグランドスマッシュは、年間で最大4大会が行われると発表されていたが、2024年でもシンガポール、サウジアラビア、中国の3大会に留まっていた。 そして今日、12月23日にWTTは2025年8月14~24日にスウェーデン・マルメで『ヨーロッパスマッシュ2025』を開催することを発表した。WTTの最高峰の大会であるグランドスマッシュが、ヨーロッパで開催されるのはこれが初めてだ。 1989・91・93年に世界卓球選手権の男子団体で3連覇を達成するなど、黄金時代を築いたスウェーデン。さらに近年も才能豊かな若手が育ち、8月のパリ五輪ではトゥルルス・モーレゴードが男子シングルス銀メダル、さらに男子団体も銀メダルを獲得している。モーレゴードは「スウェーデンでグランドスマッシュが開催されることは、ひとつの夢の実現。会場であるマルメアリーナの観客は熱狂するでしょうし、素晴らしいファンの前で試合ができることをうれしく思います」とコメントを寄せている。 すでに2025年開催のグランドスマッシュは、シンガポールスマッシュ(1月30日~2月9日/シンガポール)、 USスマッシュ(7月3~13日/アメリカ・ラスベガス)、チャイナスマッシュ(9月25日~10月5日/中国・北京)での開催が決定。ヨーロッパスマッシュの開催発表により、「卓球のグランドスラム」とも言えるグランドスマッシュ4大会が出揃った。ただし、テニスのグランドスラムのように毎年開催地が決まっているわけではなく、今後もWTTの拠点であるシンガポール、大型スポンサーがつきやすい中国などを中心に、開催地を変えながら行われる予定だ。