3連勝発進の王者BL東京と開幕3連敗のD1昇格組浦安DRが激突!
王者がさすがの強さを見せている。4シーズン目となる『NTTジャパンラグビーリーグワン』は各クラブの戦力が拮抗し、接戦が大幅増。下馬評を覆す結果も多々見られている。そんな中、東芝ブレイブルーパス東京は初代王者埼玉ワイルドナイツ、静岡ブルーレヴズとともに3連勝スタートを切ったのだ。 【PHOTO】ヤスパー・ヴィーセ(浦安D-Rocks) 『NTTリーグワン2024-25』開幕戦で前半30分まで横浜キヤノンイーグルスに0-16と後塵を拝すも、後半15分には逆転。その後同点に追い付かれる嫌な展開ながら、最後はBL東京が28-21で逆転勝利を手繰り寄せた。第2節は三菱重工相模原ダイナボアーズに61-8の大勝。これまで何度も苦しめられてきた相手に9トライを叩き込んだ。前節はコベルコ神戸スティーラーズに32-26。接戦とはいえ、司令塔リッチー・モウンガを欠きながら、常にリードする展開だった。 神戸S戦後、トッド・ブラックアダーHCが「チームのパフォーマンスと勝利を誇りに思う。我慢比べの中、苦しい時間帯も選手たちはタフに耐え抜いた。神戸という素晴らしいチームにしっかりと勝利したことをうれしく思う」と選手たちを称えれば、リーチ マイケル主将も「神戸もフィジカルも強いが、イージーなペナルティをせず、我慢すべき時に我慢できた。試合中にみんなで話し合い意思統一してプレーできたのが良かった。後半原田(衛)、(アニセ)サムエラ、(ロブ・)トンプソンらのインパクトも大きかった」と胸を張った。 一方、浦安D-RocksはDIVISON 1初勝利が遠い。開幕戦で相模原DBに数的有利を生かせずに19-31で黒星を喫すると、第2節は静岡BRに19-62の力負け、第3節は横浜Eに12-40とD1唯一の3連敗。就任初年度のグレイグ・レイドローHCも静岡BR戦後に「ひどい試合だった。ラグビーというスポーツにおいて、基礎的なフィジカルの部分でやられ、ラインアウトを獲得できなければ難しい展開になるのは当たり前の話」と厳しい言葉で叱咤した。フィジカルバトルに絶対の自信を持つBL東京との対戦となるが、浦安DRとしては静岡BR戦と同じ轍は踏めない。 両軍の試合登録メンバーは以下の通り。 【BL東京】 1木村星南、2原田衛、3小鍜治悠太、4ジェイコブ・ピアス、5ワーナー・ディアンズ、6伊藤鐘平、7佐々木剛、8リーチ マイケル、9池戸将太郎、10松永拓朗、11桑山淳生、12眞野泰地、13セタ・タマニバル、14ジョネ・ナイカブラ、15マイケル・コリンズ、16橋本大吾、17三上正貴、18眞壁照男、19アニセ サムエラ、20徳永祥尭、21杉山優平、22ロブ・トンプソン、23森勇登 【浦安DR】 1鍋島秀源、2藤村琉士、3金廉、4ローレンス・エラスマス、5トム・パーソンズ、6中島進護、7武内慎、8ヤスパー・ヴィーセ、9橋本法史、10田村煕、11ケレブ・カヴバティ、12オテレ・ブラック、13タナ・トゥハカライナ、14松本純弥、15安田卓平、16松下潤一郎、17梁正秀、18竹内柊平、19ゼファニア・トゥイノナ、20トゥクフカ トネ、21飯沼蓮、22イズラエル・フォラウ、23石田大河 果たして、BL東京が開幕4連勝をマークするのか、浦安DRが王者相手に記念すべきD1初勝利を飾るのか。『NTTリーグワン2024-25』第4節・BL東京×浦安DRは1月11日(土)・Uvance とどろきスタジアム by Fujitsuにてキックオフ。ハーフタイムイベントとして松田努、大野均、廣瀬俊朗の3人のレジェンドによるトークショーを実施。パスターゲットやランパス、トライ体験、タックルなどのラグビー体験コーナーも。チケット発売中。