「もしかして原因は私?」現役保育士ママが直面した我が子の「チック症」なにもしなかった結果……
こんにちは!現役保育士のはるです。 みなさんはチック症をご存じですか?チックとは、突然、速く、反復的に繰り返される運動や発声のことを言います。チック症というとまばたきが頻繁に行われる症状……という印象が強いですが、まばたきだけではなく、咳払いだったり肩すくめ、手足の曲げ伸ばしなど行われる運動は実は様々あります。 ストレスで小学生の息子にチック症が…そんな時、息子に響いた父親の言葉 チック症はストレスが原因、親のかかわりが悪かったのかな?と心配になるかと思います。わが家の小学校2年生の娘は今年に入ってから、年中の息子は年少時代にこのチック症を経験しました。 そんなチック症の体験談と、どう付き合ったかをお話したいと思います!
そもそもチック症とは?
そもそもチック症とはなんでしょうか。 “チックは、思わず起こってしまう素早い身体の動きや発声です。まばたきや咳払いなどの運動チックや咳払いや鼻すすりなどの音声チックが一時的に現れることは多くの子どもにあることです。多くの場合には、そのまま軽快します。” (『NCNP病院 国立精神・神経医療研究センター』ホームページより)
娘と息子に起こった変化
チック症というとまばたきなどの運動チックのイメージが強いですが、私の娘と息子は二人とも音声チックでした。 年中の息子は年少時代に咳払いチックがありました。
突然始まった咳払い
息子の咳払いは本当に突然始まって、年少の冬頃におこりました。 時期的にも最初は「風邪ひいたかな?」と思ったのですが、普段咳がひどくなる一方の息子がいつまでも咳払いしている……これはもしや?と担任と話したのが気付いたきっかけです。 何かストレスがあるのかな?なにかきっかけあったかな……と息子を自転車で送迎しながら考えたのですが、いまいち思い当たらず……。 運動チックも目に入ると気になりますが、音声チックは嫌でも耳に入ってくるので、つい「うるさーい!」と言いたくなることも何度もありました。
なにもしない!で気づいたら終わっていた
保育士の経験としてチックは特に何も指摘せず、子どものストレスを緩和させてあげたり、リラックスする時間を作ったりする方がいいと感じていたので、特に何もしませんでした。 何もしなかったというと「そんな簡単なの!?」と思われるかもしれませんが、この何もしないっていうのがなかなか難しいんです。 何せ咳払いなので一緒にいるときは嫌でも耳に入ってくる。チック=ストレスが原因だと思っていると「今僕はストレスを感じています!!」と言っているように聞こえてくるんですよね。そんなわけではないのに。 何もしなかったというのはウソで、実際は1週間に1回くらい「うるさい!」って言ってしまったように思います。 とはいえチックは多くの場合はそのまま軽快すると言われているだけあり、本当に気付いたら息子の咳払いは終わっていました。2ヶ月、3ヶ月くらいの期間でした。