お笑い芸人・チャンカワイ。「子育ての絶対的エースはママ」。パパとして役に立ちたくて、子どものための5つの資格を取得!
考える力を身につけてほしいので、怒るときもほめるときも“クエスチョン”で投げかける
――娘さんたちの出産時で、印象的なエピソードはありますか? チャンカワイ 長女のときには出産の立ち会いはかないませんでした。二女のときには、出産予定日の前後5日間だけ休みを取らせてもらっていて、ちょうどいいタイミングで生まれてきてくれたんです。 二女が生まれて少し心配だったのが、お姉ちゃんとのことでした。上の子が下の子に嫉妬すると話で聞いていたので、姉妹を会わせるタイミングを夫婦で見計らっていたんです。それで、二女の出産のときや入院中は、友だちの保育士さんに長女を見てもらってサポートしてもらいました。 出産して母子ともに無事退院するというときが、長女が二女に初めて会うタイミングでした。親としてはちょっと緊張していて、二女は僕が抱っこ、ママはあくまでも長女ファーストにしようと決めていたんです。そうしたら会った瞬間、長女がいきおいよく走ってきて、いきなり二女のほっぺにチュッとしてくれたんですよ。そのときに、「なんだ、親はこんなに心配したけど、妹に会えるのを楽しみに待ってたんだ!」と思いました。 育児においても、きょうだいが2歳差ということで、小さいころは大変だと聞いていました。それで、長女ファーストにしようというルールを夫婦の中で決めたんです。長女に「君がリーダーだよ」ということと、「3人で二女を守るんだよ」と伝えました。長女に、きちんとポジションを与えるという感覚ですね。 そういうこともあってか、今ではめちゃくちゃ仲よしの姉妹です。お姉ちゃんはお姉ちゃんぶれるときはそうするし、でも妹も、いろいろなことが自分でできるようになってきたし、すごくいいバランスのいい姉妹関係だと思います。ちゃんとけんかもしますけどね。 ――きょうだいけんかをしたときは、どうしていますか? チャンカワイ 僕はむちゃくちゃ怒ります。パパは“怒る係”と決めているので、しっかり怒るようにしているんです。むちゃくちゃ怒って、最後は2人でギュッとさせて、僕も2人をギュッとして終わります。 そのときに、「ダメでしょ」ではなくて、「なぜ、このけんかが起こったのか」というのを考えさせるため、2人に話し合いをさせます。何でぶつかったのか、どこで気持ちのすれ違いが起こったのか、その原因を2人に見つけさせますね。 どんなときも、僕は“クエスチョン”で投げかけます。それは、ほめるときもそうです。「すごい、できたね!何でできたと思う?」と伝えると、これこれこうだからと、自分なりに伝えようとしてきます。 こういう声かけを小さいころからしてきたかいあってか、子どもたちも「何となく」という返事はしないですね。「何となくやってみた」ではなくて、自分の頭で考えて「こうしたいから、やってみた」というように納得して行動しているみたいです。