インクルーシブ遊具の設置を、病院がCFで資金募る 「新たな憩いの場に」
京都市山科区の洛和会音羽病院が、障害の有無にかかわらず遊べる「インクルーシブ遊具」を設置しようと、クラウドファンディングで購入費を募っている。保育園も併設する総合病院の敷地内に、誰もが安心して遊べる場所を整える。 同院に通院・入院する子どもやきょうだい児、地域の子どもたちが遊べる広場を作ろうと、10月に始めた。同院を運営する医療法人「洛和会」によると、インクルーシブ遊具は市内7カ所の公園に設置されているが、山科区内にはないという。 大きな座面が付いた揺れを楽しむ遊具1台の購入費用として200万円を募る。小さな子や座位がとれない子、医療機器を常時つけている子でも乗れるように設計されており、洛和会は「地域の新たな憩いの場となるような広場を作りたい」としている。 寄付の受け付けは12月26日まで、CFサイト「READYFOR(レディーフォー)」で実施中。「インクルーシブ遊具」「洛和会」などで検索できる。洛和会理事長の書籍や公式キャラクター「らくの助」グッズなどのリターンがある。